一斉授業

昨日に引き続き、塾の指導の形で、一斉授業編です。

塾は昔は一斉授業が多かったです。学校でする全体に講師が説明をしていく授業です。

一方的な解説授業もあれば(予備校がそうですね)、生徒に発問して双方向の授業をしたり、確認テストをしたり、演習の時間を設けたり様々です。

1クラス当たりの人数も20~30人と多いものから、少人数でレベル別の授業もあります。個別指導でも、まず授業をしてから演習の形もあります。

様々な指導の塾があるのは、それぞれが考えて工夫して生み出した努力の結晶だと思います。

一斉授業は多くが学校の授業の予習です。塾は予習すべきと言い切る先生方も多いです。もちろん、テスト対策や入試対策などは別です。

目的は「学校の授業が分かるようにする」です。予習はかなり有効です。

※ここからは個人的な偏った考えです。

その予習ですが、一般的には1教科を週2回1時間ずつくらいで進めます。これで全単元を予習で進めるのはかなり大変です。全てを丁寧に授業ではできないので、かなりダイジェストで行います。

数学なら解き方だけを、社会は重要な用語をなど。よく塾の授業は学校よりも分かりやすいと聞きますが、それは違います。塾は短い時間で無理にするため、シンプルに抽出して見せるので、そう見えるだけです。

意外と出来る生徒、自分でよく考えて納得したい生徒が、塾の授業で混乱するケースもあります。塾でダイジェストでならしてから、学校の授業をよく聞けとなるのですが、塾でして分かった気になり、学校の授業をおろそかにすることも多いです。

私は初め個別指導塾に勤めて、その後は小中学生対象の一斉授業でした。十年以上続けて試行錯誤しました。今みたいにネットも動画もないですから、本を見て授業の仕方を研究したりしましたね。その時の経験は貴重で、仕事に対しても悔いはないですが、自己満足なパフォーマンスではないかと疑問もありました。保護者の方が月謝を払って下さるのは、私のこの下手くそな授業に対して?と悩みました。

塾の講師をするには資格は一切いりません。誰でも始めることができ、誰でも「先生」になれます。指導形態も様々ですが、一斉授業だけでも、様々な力量の方、様々なやり方があります。

塾の講師って真面目に取り組んで突き詰める人が多いんですが、癖が強いですね。よく言えば信念を持っている、悪く言えば独りよがり。

私が一斉授業をすると、素晴らしいと絶賛する先生もいれば、酷いと罵倒する先生もいました。基準が塾や先生ごとに違うんですね。

今現在、昔主流だった一斉授業の塾は減っているようです。多くの塾が個別を併用しています。私も演習中心に変えています。

それでも公立高校受験を目指す中学生には、一斉授業は必要だと強く感じます。

それからレベルが高い大学を目指す高校生は、今では映像授業、衛星予備校など質の高い授業を受けることができます。

今でも地域ごとに信頼されて一斉授業を軸にして、やる気を起こさせて叱咤激励してくれる塾は多く、私もそういう塾が大好きです。

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