昨日、国公立大学の医学部(医学科)の合格点が、総合で80%という話をしました。では、この80%と70%の差がどれくらいあるのでしょうか。勉強すれば、合格できるものでしょうか。
60%と80%の差
国公立大学理系の合格基準が、医学部医学科が80%、歯学部、薬学部が70%、工学部、理学部、農学部が60%が、大まかな目安です。
※ もちろん、大学や年度により様々です。学部により、教科、配点も異なります。あくまでも、分かりやすい数字として話を進めます。
まず、60%と80%は、天と地の差があります。記述試験(二次試験)でいうと、半分ちちょっと取るのと、7割を有に超えるのとでは、レベルが違いすぎます。
60%程度の実力の人が、死ぬ気で勉強しても、とても通るとは思えません。
60%と70%の差
数字だけ見れば、努力次第でどうにかなりそうに見えます。失点を1/4減らせばいいです。
しかし、共通テスト、記述試験で7割を取るには、相当の地力が必要です。数ヶ月勉強して、合格できるとは言えないでしょう。ただ、その時の問題や調子次第で、死ぬ気で勉強すれば、1割程度は合格点を取れるかも…。
ですから、1年か2年かけて、かなり勉強すれば、60%から70%にするのは可能でしょう。しかし、かなり厳しいです。
70%と80%の差
これは、現実的によくあるケースです。医学部に届かないので、歯学部や薬学部に進学する。あるいは、歯学部や薬学部で仮面浪人をして、医学部を目指すというケースも多いです。
先ほどの60%と70%の差よりも、はるかに差が大きく厳しいです。
※ ただし、現役で不合格で、一浪して合格ではかなり多く見られます。現役の時に、勉強が足りていない、入試に不慣れで失敗するなどです。元々能力が高い、地力があれば70を80にできます。
70%を80%にするには、失点を1/3減らす。これだけでも大変ですが、そこは難しい問題をできなければいけません。特に理数系で、レベルが1つも2つも違います。
それに、多くの教科・科目で、合計80%を取るのが困難です。人間ですから、失敗もあります。力を出し切れず、80%を取る力があっても、70%しか取れない。そういったケースはいくらでもあります。
しかし、逆はありません。本来70%の力がある人が、入試で調子が良くて80%取れるはないでしょう。それだけ、この10%の差は大きいです。
100%に近づくほど、10%の差は大きくなります。例えば、私自身が入試で80%取れましたが、これを90%取れと言われたら…。想像しただけで、吐き気がします。どんなに努力しても、一生かかっても無理と言い切れます。
80%取るにも、作戦立てて、神経すり減らして、入試本番であり得ないくらい集中して、やっとです。
※ 現在は、私の時代よりも、医学部に合格するのは困難です。学校の実力テストや、記述の模試で、英数理の合計が8割を超えるなら、可能性はあるでしょう。