今回は「塾講師の評価」です。ただし、完全に個人的な偏見です。また、塾講師としての力量のみです。塾長や社員だと、生徒を管理する、生徒を集める、保護者対応など、指導以外の力量が求められますが、それは別です。
評価基準は、「わかりやすい」かどうか、生徒の成績を「伸ばせる」かの2点です。
わかりやすいかどうか
説明がわかりやすいは、塾講師にとって、最低限のことです。説明にとどまらず、声がどうかで、聞き取りやすいかどうかも関係します。
一斉授業でも個別指導でも、「分かりやすいかどうか」は、塾への評価にもつながります。例えば、体験授業で分かりやすいとなると、入塾の可能性も高くなります。
単に説明がうまい、授業がうまいだけではなく、生徒さんを見て説明できるか。また、生徒さんに合わせた説明ができるかなど、実は奥が深いです。
伸ばせるかどうか
塾講師は「わかりやすい」は当たり前で、成績を「伸ばせる」かどうかです。
「伸ばせる」には、解けるようにする、覚えさせる、モチベーションを上げる、厳しく指導するなど、多岐に渡ります。それには、非常に高いスキルが必要です。そして、人を動かす熱意も必要です。
それぞれのタイプ
冒頭の図で、横軸を「わかりやすい」で0~10、縦軸を「伸ばせる」で0~10としました。そして、A、B、C、Dの4つに分類します。
A わかりやすい、伸ばせる
塾講師としては、最高評価です。一流の塾講師です。
ただ、「わかりやすい」は一歩間違うと、教えすぎたり、自ら考えることを奪う危険性もあります。わかりやすく説明すればするほど、解けるようにならない。そして、伸びない。それは、多くの塾で起こっています。
それでも、優秀なAタイプの講師は、教え方を調整したり、演習や小テストで定着をはかります。両者の矛盾を解消してこそのAタイプです。
B わかりにくい、伸ばせる
少々わかりにくくても、成績を上げて、合格させられる。このBタイプは、塾では、成功するタイプです。Aタイプはそもそも少ないですし、あとで出るCタイプの対極で、力を発揮します。
「伸ばせる」塾講師は少ないですが、このタイプは、塾の使命を果たしています。
あまりにもわかりにくいと、生徒受けが悪く、塾で働くのが難しいです。しかし、そうなると伸ばすこともできず、Dタイプに転落します。バイトや非常勤でこのBタイプは、受け入れられないかも。塾長、社員向けです。
C わかりやすい、伸ばせない
塾講師には、このCタイプが、一番多いように感じます。社員講師や、塾長でこのタイプは、成功は難しいです。
バイトや時間給講師でこのタイプは、一定の仕事ができると評価できます。
先程言いましたように、懇切丁寧に全て教えてしまう。それが、塾講師の仕事と思ってしまうと、なかなか直せません。どうやったらできるようになるか、それを意識しながら指導しないと、自己満足に過ぎません。
偉そうに言いましたが、私もこのCタイプです。どうしても、教える技術や、知識などに頼ろうとします。しかし、今現在、塾をしていて、このタイプからの脱却が必要です。
D わかりにくい、伸ばせない
塾講師には向きません。初めはこのタイプでも、経験や努力次第で、BタイプやCタイプに変わることもあります。
今まで多くの塾講師を見ましたが、このDタイプの人は意外と多いです。社員でも多く、塾の仕事にしがみつこうとします。ただ、生徒さんの受けが悪いので、かなり厳しいです。
塾講師の評価
そして、あまりにも独断と偏見ですが、私がこれまでに出会った塾講師の評価が、上の図です。
塾長、社員講師を赤、バイト、時間給講師を青としました。少々きつめの評価になりました。やはり、Aタイプの優秀な人は少ないです。
生徒を多く集めている塾長、室長は、Bタイプが多いです。しかも、わざと「わかりやすい」を封印しているようにも感じます。やはり、「わかりやすい」と「伸ばせる」は相反することかも知れません。
私自身は、(7、4)と自己評価しています。Cタイプなんですが、よくBタイプの人と衝突しました。Bタイプの人は、Cタイプの人が嫌いで、見ていていらいらするのでしょうか。何となくわかる気はします。
目標は、(5、8)です。
