今回は「無気力」です。
勉強に対して無気力で、やる気が見えない生徒がいます。主に男子が多いのですが、勉強だけでなく、他のことにも関心がなく、覇気がありません。
三無主義
私が学生時代、80年代、若者は三無主義と言われました。無気力・無関心・無感動。私自身もその傾向がありました。
過度な受験競争、激動する昭和の時代、と時代背景はあったと思います。
※ 正確には、三無主義は60年代のことで、その後、四無主義、五無主義とあったそうです。
今現在、その三無主義の子が多いように感じます。世間ではあまり言われていませんが。
原因は色々あると思います。その一つが、スマホ依存、SNS依存で、これはかなり深刻な問題です。
※ これも、いつの時代も同じでした。漫画、ラジオ、テレビ、ゲーム、ネットと。ただ、依存度が増しています。
無気力な中学生
特に、男子に多いように感じます。勉強に対して、興味がない。そして、自分から積極的にするのではなく、受け身で消極的です。
学校の授業を受ける。宿題はする。テストが近づくと、テスト勉強は始めるけど、直前に何となくだけする。また、塾も何となく通う。
それで、ある程度成績が伴えば、自らやろうという気になります。しかし、成績もよくなく、勉強が分からないとなると、しんどいしいいかと疎遠になります。
そういう中学生は、勉強以外にも消極的な場合が多いです。身の回りのことに興味が持てない。少し興味を持っても、あまり見ようとしない。無気力で動きません。そのため、調べて知識を増やす、考えるといった知的行動からも離れます。
そこから抜け出すには、どうすればいいでしょうか。
周りから強引に動くように言うのは、逆効果になることが多いです。一緒に何かしてみる、どこか行ってみる、あるいは何気ない話をしてみる。そういったことをきっかけに、動くようにもなります。
もちろん、中学生は、個人により成長のスピードが異なります。辛抱強く待つことも必要でしょう。
学年や学期が変わる時や、長期休暇の時に、本人と話をしたいところです。一方的に、勉強しろでは反発します。本人も、しなければいけないことは分かっています。
無気力な高校生
こちらも、男子が圧倒的に多いように感じます。
公立の普通科で、高校の勉強のきつさにやられている。国公立大学に行きたいけど、実力との差が大きい。内心では、行けないと実感して、半ばあきらめている。そして、惰性で勉強を続ける…という感じでしょうか。
もちろん、中学生以上に思春期で、不安定で、自分の殻に閉じこもることも多いです。私もそうでしたが、親とは口もききませんでした。
高校生の場合、ある程度、自分でどうにかしなくてはいけません。周りから抑えつけて、強制的に勉強させるのは、難しいですし、危険です。また、話すのも…。
私自身は、塾で、そういった無気力な高校生と接してきました。高3になり、大学入試がいよいよに迫り、模試の結果もE判定…となると、面談します。
「このままだと、大学に合格できずニートになる」と1時間以上説教したこともあります。その生徒は、奇跡的に国立大学に合格しましたが、なかなか難しいです。
話して、少しでも動く
やはり対話が重要だと実感します。反抗的で話もしてくれないなら、第三者を介するのも一つの方法です。
中学生までは、それこそぶつかってでも話した方がいいです。ただ、高校生にもなると、自分からどうにかしないと改善は難しいです。
例えば、勉強をやる気を促すために、国立大学しかダメだと言うと、実力差で絶望します。そして、さらに殻に閉じこもる場合もあります。
その時の学力などの状況に合わせて、現実的な話が必要になるでしょう。
