違いがわかる

昔、コーヒーのテレビCMで「違いがわかる男になれ」というのがありました。当時の学校の先生が、このCMを話に出して、勉強は「違いがわかる」ことだ!と力説しました。

そのとき、私はよく分かりませんでした。後になり、覚える時、理解するときに必要だと知ります。2つのものを比べて、その違いを理解することで身につく。また、2つ以上のものでも、並べて比べることで頭に入れていく。

覚え方の一つですが、「違いがわかる」は奥が深い言葉です。

例えば、石と岩の違い。辞書で調べると、石は「小さい岩」で岩は「大きい石」とありました。つまり、違いは大きさですね。そこにさらに砂が加わります。主成分は同じみたいです。そうやって物事を考えていくのが、まさに勉強なのでしょう。

暗記事項には数多く登場します。例えば、中学の理科では、示相化石を示準化石、細胞膜と細胞壁、質量と重さ、震度とマグニチュード、血しょうと組織液、胚珠と子房…などなど。

中学の社会でも、例えば、享保の改革、寛政の改革、天保の改革。誰が改革したかは基本ですが、それぞれの改革の内容と違いが分かりますか? それをまとめて書き出して覚えます。そして、真っ白な紙に、何も見ずに改革名、人名、それぞれの改革内容を書けて、初めて覚えたことになります。

高校化学でもそうです。各単元で覚えていくに加えて、単元を取っ払い、縦に覚えていくのが有効です。例えば、同素体のでSCOPで、硫黄、炭素、酸素、リンのそれぞれの同素体の種類と性質。接触法、ハーバー法、オストワルト法のそれぞれの製品と減量、その過程など。違いでいくと、同素体と同位体、単体と元素など。

違いを考え、理解して、まとめて覚えるようにしましょう。