「塾と予習」の第3回です。
学年・教科と予習
1 小学生
小学生は、予習は可能でしょう。それは、算数・国語ともに、内容がそれほど難しくないからです。
ただ、私は個人的には、算数を原理原則抜きで指導は嫌いです。どうしても解き方が中心で、ダイジェストの指導になります。それでも、算数が苦手なお子さんには、塾の予習は効果的です。
国語は、漢字をきちんとすれば、あまり予習復習は関係ないですね。英語は、独自なカリキュラムでする塾が多く、予習どうこうでないと思います。
2 中学生
数学や理科は、塾で予習が可能ですし、学習効果もあると思います。算数同様ダイジェストになりますが、数学はうまく指導すれば十分できます。
理科も同様ですが、覚えることが多く、実験観察なしでイメージがわきにくいです。私自身は、復習の方がいいとは思います。
社会については、覚えるべきことをダイジェストでして、暗記テストもする。といったやり方次第では、塾の指導はうまくできます。また、覚えるのが苦手な生徒さんには、ポイントがよく分かり、あらかじめ覚えておくことは効果的です。
一番苦労するのが英語です。時間も限られているので、課ごとに文法事項、単語熟語をします。多くの塾では、その基本文や単語のテストをしてから、塾用教材を解きます。
これが、なかなか解けません。教科書の本文をしていないと、解くのは無理があると思います。ですから、教科書本文からしている塾もありますし、私もそうしています。時間はかかりますが。
3 高校生
今は予備校でも、高1、高2では予習をします。ただ、予習で指導となると、かなりの力量を求められます。
中学校と違い、なかなか塾では対応が難しいですが、衛星予備校、オンライン、動画など質の高い授業を受けることができます。
高校の学習内容は難しく、予習はかなり効果的です。特に数学や理科の理数系はいいです。
英語や国語、社会の文系科目は、予習復習はあまり関係ないと思います。塾や予備校の口座を通して受けるとよく、明確な単元がありません。
予習しないとダメなの?
高校生に、中学生の時の勉強を聞きます。すると、中学まで復習だけで十分と分かります。県立高校に進学して、上位にいる生徒さんに聞くと、塾に行かず復習だけという声は多いです。
ある程度、理解力があれば、中学内容までは復習で十分でしょう。
ただ、高校内容になり、習う量が莫大になると、予習が効果的です。それは、塾や予備校で予習でなくても、自分で学校の授業前に、教科書を少し読んでおく程度で構いません。
ただ、塾では「予習すべき」が主流です。ある個別指導塾の広告で、大々的に「予習授業をします」と先頭でアピールしていました。
私は塾業界で働いているから分かりますが、一般の方から見たらどうなのか疑問です。後追い授業では成績伸びないから、それを払しょくするためでしょうか。
わざわざ一人一人に予習するのもいいですが、復習もきちんとすれば効果は出ます。科目ごととか、個人別に調整すればいいと思います。それは、実際に私が今しています。
予習でないと、塾のカリキュラムがこなせないとい塾側の都合も分かりますけど。
塾と予習~まとめ
公立小学校、中学校の塾は、通常授業は「予習」です。塾側の都合もありますが、学習効果を考えても予習すべきです。
個別指導塾も、教材や指導法が進化して予習がメインになってきています。個人的には、大多数の生徒さんはしっかり復習をしてほしいです。
ただし、テスト対策や夏期講習などで復習しますし、入試対策もそうです。
高校生こそ、予習が必要と思います。しかし、塾や予備校でなくても、個人が少しする程度でも効果的です。
それに、予習か復習かが問題ではなく、大学入試に備えるのはまた次元が違います。
今回のシリーズはここまでにします。前回触れた、謎?の「集団個別」については、いずれまた。
