塾と予習~その1

塾=予習?

塾は予習すべきだ。という先入観を持ち、一斉指導の授業では、予習をしてきました。

十数年前、公立小中学の塾は、一斉指導が主流でした。塾で予習するのは当たり前で、「予習しなければ塾でない」という人もいました。

しかし、当時から、私は予習について疑問を感じていました。塾の限られた時間で、学校で習ってない内容を、先取りでできるのか。その効果はあるのか、弊害はないのか。

現在、塾では個別指導が主流になり、従来の常識が覆りつつあります。コロナ下でオンラインが普及したり、AIが導入されたり。それでも、塾は時代遅れだなと、私は感じます。

ブログでも「予習」は何度か取り上げました。学年や科目、学習状況により、有効な学習方法であることは間違いないです。

また、独りよがりなシリーズですが、塾についてや、勉強について考える参考になれば幸いです。

一斉指導と予習

一斉指導(公立小中学校)の通常授業は、やはり予習です。

「通常」としたのは、テスト対策、夏期講習などの講習、入試対策などは復習だからです。

まず、塾側からすると、予習でないと、カリキュラムが間に合いません。学校で習ったのを待ってから学習していては、テストまでに終わらない。テスト対策も十分にできません。

そして、復習では成績があがりません。いや、上がらないと言われています。いわゆる後追い授業になり、意欲関心が落ちた状態で、塾の授業を受けます。

「学校でやって分かってる」「分かっていることを塾でする必要ある?」は実際の声です。

塾で予習すると、学校の授業がわかる。そして、成績が良くなる。これが、塾の論理です。あれ?ただ逆にしただけな気が…。

塾で予習すると学校の授業がわかる?

塾で先に学習すると、学校の授業がよく分かるのでしょうか。特に中学校の英語と数学ではどうか?

今まで、生徒さんに聞いたところ、おおむね分かりやすいという声が多いです。特に、数学は塾でしていると、かなり楽だと。小学校の算数もそうですね。

英語については、特に変わりないという声も多いです。それは、塾での学習内容によります。また、学校の授業内容にもよります。

現在、私は教科書の本文の全訳をするのですが、これはかなり有効です。しかし、学校でもすると、二度手間とも言えます。

では、そうではない意見。

「塾と二重に習って分かりにくい」。特に塾で進度が早い場合に、けっこう起こります。そして、塾で習っているから、学校の授業は聞く必要がないと怠ける。これは、ものすごく多いです。

ですから、塾でも「学校の授業をよく聞くように」注意します。ただ、塾は、学校の授業の補充をするところ? そこに存在価値があるのかと、昔の私は悩みました。

そこは、次回以降も精査していきます。

塾での先取り授業はかなり高度?

一斉指導での予習授業は、私も長年しましたが、かなり大変です。それぞれの塾で、それぞれの先生方が、様々な授業を考えてします。創意工夫をこらして、努力されて作り上げます。

また、一斉授業をすることは、長年の経験と技量が必要です。各学年、各教科を1年通して、質の高い授業をするのは至難の業です。

週2日各50分(40分)で、全単元をやり切ります。どうしても、ダイジェストになり、省略する部分が多いです。その結果、すっきり単純になり、塾は「わかりやすい」という印象を与えます。

特に、英語は教科書の本文からする時間は、通常ではありません。ですから、文法をしたり、基本文や単語を覚えたり、様々な方法があります。

これが理科や社会になると、重要な語句を中心に、まさしくダイジェストでします。かなり昔ですが、私はこれを週1日40分でしていました。自分で言うのも何ですが、神業です。さらに、結果も出ていました。

今回のまとめ(公立小中学校の一斉授業で予習)

あくまでも、私個人の考えです。

塾の限られた時間で、予習をするのは困難ですし、結構無理があります。この周辺でも、一昔前にあった一斉塾が、いくつもなくなっているのが、寂しいですが、当然かなと私は思います。

それでも、一斉指導では、通常授業は予習一択です。復習はあり得ません。そこに、演習を入れたり、個別を絡めたりして、工夫する余地はあります。

県立高校入試を目指す公立中学生(小学生)は、従来の一斉指導が最強です。時代遅れでしょうか…

私自身は、現在はやりの?集団個別指導です。これまでの疑問をいくつか改良して、修正して行っています。

通常授業は、基本的には予習です。学年、教科、学習上などにより、調整しています。というよりも、学校の進度は確認しますが、予習か復習かはきにしていません。

次回は「個別指導で予習?」です。