今回は「夏休みの勉強~化学(高3)」です。化学は、共通テストと記述に関わらず、勉強の仕方はあまり変わりません。共通テスト対策に、マーク式の練習を取り入れるくらいで、各単元の習得は同じです。
意外と、共通テストの方で苦労します。習っている単元だけでも、マーク式の基礎問題集(河合出版など)で、随時演習しましょう。
現役で国公立大学合格には化学は重要
現役生は、浪人生と比べて、理科(物理・化学・生物)で不利と言われています。それは、学校で習ってから時間がなく、問題演習が積めないからです。
受験勉強をするとき、どうしても数学・英語が中心となり、理科は入試直前に追い込むケースが多いです。
しかし、現役で国公立大学(特に、岡山大、広島大など中堅どころ)に合格した人は、概ね理科で安定していました。特に、化学はほとんどの理系が選択します。苦手な人は多いのですが、その人たちは国公立大に届かず苦しみます。
化学は、ある一定のレベルを超えてしまうと、点数が取りやすい教科です。難関大学、医学部を目指すレベルになると、化学で悩むケースは割と少ないです。
私自身も、医学部受験で、化学で悩んだ記憶はないです。別段得意でもなく、特に何かすごい勉強をしたわけではないですが、センター・記述とも入試本番では9割でした。
そういった「化学の壁」を超えてしまった人には、ある特徴があります。
1 理論化学の原理が理解できている
2 化学式、イオン式、化学反応式に強い
3 数学的な力が高い。それに加えて、読解力、思考力など学力が高い
夏休みに、この壁を越えて、入試を有利に闘えるようにすべきです。その場しのぎで、適当に復習や演習をしたくらいでは、いつまでも壁を変えられず苦しみます。
理論は、最低限例題レベルは解けるように
数学と違い、計算問題はオーソドックスな出題が多いです。そして、数学ほどパターンの数はありません。
学校傍用の問題集(リード、セミナーなど)の例題を一通り復習して、必ず解けるようにして下さい。チャートなどの参考書の例題でもいいです。
おすすめは、化学では有名ですが、橋爪健作さんのシリーズです。夏や入試直前の短い期間でするなら「橋爪のこれだけで合格 理論化学25題」(旺文社)が秀逸です。
解説が深く、かなり理解しやすいです。化学が得意な人が理解を深めるのにもいいですし、基本からやり直した人にもいいです。私自身、指導する上で、かなり参考にしています。
無機化合物・有機化合物を覚えろ!!
最初に、現役生が理科で不利と言いました。それは、特に、無機・有機で覚えることが多く、時間がないというのが大きいです。
ですから、夏休みに無機化合物・有機化合物を覚えてください。学校で習っていようがいまいが、関係ないです。習ってなければ、予習をしてください。
スタディアプリを活用したり、動画で見てもいいです。できれば、参考書を使って、自分で勉強しましょう。参考書は、私の個人的な好みですが、「理解しやすい化学」(文英堂)がおすすめです。
ノートにまとめて写していきましょう。習っていないところは、いきなり全部暗記は難しく、一通り目を通す感覚でもいいです。2学期以降で、学校で習うときに分かりやすく、後々覚えやすくなります。
