素朴な疑問ですが、教科の中で英数は重要なのでしょうか?
今回は中学生です。塾で指導する教科で、中学生では英数がメインです。これって、何の疑問も持ちませんでしたが、冷静に考えて、本当に正しいのでしょうか。
塾での指導教科(中学生)
これまで、色々な塾で働きましたが、指導教科の組み合わせは様々です。
週2日で英数、週2日で英数理社、週3日で5教科、週4日で5教科。ここまでは一斉指導です。個別指導では、週1日で1教科の選択で、英語、数学が多いです。次に理科、国語、社会を続くでしょうか。
今現在、当塾では、中1・中2では、週2日で英数が多いです。ただ、学力を加味して、週2日で、英数国、英数社など組み合わせますが、英数は入ります。そして、中3は週3日で5教科です。
塾によっては、強制的に週3日以上で5教科すべての設定が多いです。理由は単純で、高校入試が5教科ですから、説得力があります。
週に通う回数や月謝を考慮すると、塾としては、週2日で英数が売りやすい商品です。例えば、それを週2日で理社のコースを作ったとします。これは来て頂けるか、自信ないですね。
塾側も、生徒や保護者側も、何となく英数が重要だという認識があります。
また、逆に5教科をセットにするのも、塾の商品の戦略です。高校入試や学校のテストは5教科で、配点もすべて同じですよ。どれも重要ですよ。週2日では無理なんで、週3日は来てくださいと、単価を上げることができます。
その考えも、正しく聞こえます。
英語・数学は重要科目?
英数が重要なのは、おそらく正しいでしょう。
・中1からの積み上げの教科で、習得に時間がかかる。
・自学自習で、力をつけるのが難しい。
・高校入試だけでなく、高校の勉強にもつながる。
一方、では理科社会は、簡単な教科? すぐにテストの点数が上がる?
まず、簡単ではないですね。理科は覚えるだけでなく、計算問題もあります。特に最近は、理科が苦手な中学生が多いと感じます。また、社会も覚えるだけではありません。それに、覚えるのも簡単ではないです。
そして、理科社会はテストの点数がすぐ上がる?
定期テストは、範囲がせまく、そこを集中的に勉強すれば点数がとれます。それに対して、英語・数学は、それまでの基本ができていないと、いくら範囲がせまくても大変です。
高校入試も、理科社会の方が、短期間で点数を上げやすいです。入試の直前で勉強しても、理科社会は点数を伸ばせます。もちろん、英数に比べてですが。
私自身は、英数が、一応重要と結論づけます。重要というよりは、塾で英数を勉強するのが、効率的だと感じます。理科社会は中2までは、自学自習でした方がいいようにも感じます。
国語は?
そうです。大トリに「国語」がいます。わざと触れませんでしたが、非常に厄介な教科で扱いに困ります。これは塾側からの目線です。
重要教科といえば、「英数国」というくくりがメジャーです。しかし、塾の指導教科で、国語は割と敬遠されがちです。
理由はいくつかあります。まず、成果が出しにくいということです。定期テストはまだしも、実力テストでは、なかなか点数が上がりません。
他の教科に比べると、なかなか実力がつかないですし、テストの結果は、ばらつきがあり実力がみえづらいです。そして、指導の仕方が難しいことも挙げられます。
本気で国語力を付けようとするとすると、かなりな時間と労力が必要です。しかし、テストの点数は上がらない。費用対効果が悪く、塾として商品になりにくいです。
それは、生徒や保護者にとっても同じです。月謝と時間をかけても、成果がみえにくくもどかしいです。
しかし、国語は重要科目だという人もいます。国語を指導する塾は多いですし、中3はほぼ指導します。中には、国語専門塾もあります。国語で悩まれている方も多いですし、塾講師もどうにかしようと努力しています。
ただ、私は国語は重要だと思っていません。重要なのは、「国語」という教科ではなく、「読解」です。そこを混同すると、効率が悪くなります。
結論として、公立中学生にとって、重要科目は英数だと「一応」させて頂きます。
