一次関数~中2数学

今回は「一次関数~中2数学」です。中1の比例に続き、関数です。比例と同様に、塾で、どこまで理解するのか。限られた時間で、いかに指導するのか難しい単元です。

一次関数は難しい?

中学数学で、一次関数は難しく、ここで出来不出来が大きく分かます。長年塾で指導していますが、一次関数は鬼門といえます。

理解して、問題を解けて、さらに応用問題までできるようになるのが非常に難しいです。今まで苦労することが多かったです。

この「一次関数」の導入は、講師や塾の力量が問われます。動画で、この導入を見ると、個性的で工夫しているものが多いです。何か熱を帯びてますね。

ただ、本当にそうなのかなとも思います。難しいのは、一次関数だけではありません。また、ここまでの単元の定着がないと、一次関数では苦労します。例えば、計算ができないと、式を求めるのも危ういです。

それに、中1の比例同様に、関数とは?一次関数とは?が分かっていないと、ただの作業になります。

ということで、一次関数の式はy=ax+bですが、aの傾き、bの切片って何?となります。

一次関数の意味

教科書の例題から。

「底から8cmの高さまで水がはいった水そうに、1分間に2cmの割合で水面が高くなるように水を入れます。水を入れはじめてからの時間をx分、底から水面までの高さをycmとします。」

このときの表は上のようになります。式はy=2x+8と一次関数になります。このとき、2は増え方(xが1増えるごとの)を表します。そして、8ははじめの値(x=0のとき)を表します。

この2と8が表す意味が、一次関数の根本にあります。y=ax+bで、aは増え方や減り方を表します。マイナスなら減ります。そして、aを「変化の割合」または「傾き」といいます。

変化の割合の意味

変化の割合は、「増え方or減り方」(xが1増えたときの)です。別名、傾きです。坂道で、傾きが大きいと、急な上り坂になります。マイナスだと、下り坂になります。

グラフでいうと、プラスだと右上がり、マイナスだと右下がりになります。

上のように、変化の割合=yの増加量÷xの増加量という式になります。グラフだと、たて÷横です。

例えば、変化の割合が2とは、右に1増えると上に2増えます。結構、急に増えます。このように、図で変化の割合を理解しましょう。

yの増加量を求める

そして、よくある問題が下です。yの増加量を求める問題です。

変化の割合の式から、yの増加量=変化の割合×xの増加量という式になります。これにあてはめて、機械的に求めることが多いです。変化の割合=aですから、y=axと覚えます。

これが何を意味しているのか。上の図のように、グラフで理解します。変化の割合が、2というのは、右に1増えると上に2増えます。では、右に3増えたら、上にいくつ増えますかということです。図の?を求めます。それは、2の3倍で6です。

ここまで詳しくは、塾でも言いません。またですが、昔勤めていた塾で、ここを詳しく説明していると、するなと止められました。そのときは無視して続けましたが、実際に分かりにくいです。

一次関数に入ったところで、こういう難しめの概念を言われても、実際にはぴんと来ません。もっと一次関数を習って、グラフや式を求めるなど練習をした後に、振り返ると理解できます。

ですから、最初の段階で完璧に分かろうとせずに、時間をおくことも必要です。最初は、何となくそんな感じなんだくらいでいいです。