塾に通いたくない

今回は「塾に通いたくない」です。

特に中学生で、「塾に行くのが嫌だ」とよく聞きます。それは今に始まったことではないのですが。

そして、通うのが嫌で、塾を変える、塾をやめるというケースが多くなったと聞きます。

今までは、通うのが嫌でも、ある程度我慢して、一つの塾に通う傾向が強かったのが、ここ数年で、変わってきているようです。

そのこと自体は、いいことだと思います。ただし、ただ単に勉強するのが嫌なのか。他に嫌な要因があるのか、そこは考えるべきかもしれません。

塾に通いたくない原因

塾が厳しい

勉強が嫌い。塾での勉強ができない。そこに、たいていの塾では、厳しい指導が入ります。

宿題をしてこないと叱られる。覚えて来ないと怒られる。塾の授業に集中しないと怒られる。それは当たり前のことですが、本人は苦痛に感じます。

特に、勉強が苦手で、成績も振るわないと、塾からの指導もきつくなりがちです。

大昔みたいに暴力はないでしょうが、時には暴言や精神的に追い込むようなパワハラ的な行為もあります。

今までは、それでも保護者や生徒は、厳しくてもついていく考えがありましたが、今の時代はそうではなくなりつつあります。

塾は近くに数多くあります。

皮肉をこめて言うと、優しくほめて、いいよと言ってくれる居心地がいい塾は、いくらでもあります。

そして、それが行き過ぎると、宿題してこなくていいよ、覚えてきてない?仕方ないな。じゃあ今から覚えようか、次までにしてね。という指導もあります。

そういった塾は、平成的(昭和的?)な感覚でいうと、甘い、成績上がらないと非難されがちです。しかし、そういう塾が増えて、それなりに成績も上がります。

…話がずれましたが、今でもスパルタ塾は健在で、その塾についていけないケースは多いです。叱るや怒るなどの対応が、子供たちには「苦痛」を与えます。

※ その是非については問いません。私個人的な考えは、どちらかではなく、どちらの要素も必要です。

部活が厳しい

中学生では、これが一番多いでしょう。当然です。

昔に比べれば、完全下校時間も守られて、度を超すことは減りました。

それでも、部活のあとに塾というのは、身体的な負担が大きすぎます。ですから、塾をしている立場としては、申し訳ないという気持ちがあります。

たいていの一斉指導塾は、7時過ぎから授業開始です。それは、けっこう無理があります。

当塾も7時開始です。ただ、一斉に始めるのではなく、各個人に開始時間は委ねています。終了時間も、わずかですが早くしました。

その点、多くの個別指導塾で、8時や8時半開始は塾に通いやすいです。通塾の負担がないオンライン塾も、受けやすいです。

塾も多様化して、選択肢も広がりました。

昔、中学生は一斉授業が主流でした。その時、7時過ぎ開始で遅刻した生徒を叱る、とか感覚おかしいと私は感じていました。部活で来れないって。ぎりぎり間に合う?

また、授業中に、疲れて寝るのも仕方ないです。それを怒鳴って叱れるのも、塾の厳しさ?

私が中高生だったら、部活の後に塾に通うとか無理です。

※ 塾を批判するものではありません。私自身、塾をしています。そして、少しでも負担が軽くできればと思います。

その他の理由

今回は、特に中学生本人が感じることです。

成績が上がらない。

塾の勉強がわからない

塾が騒がしい…

これらの理由もありますが、本人のやめる理由としては少ないようです。

塾の先生が嫌だ。塾での同級生が嫌だは多いでしょうか。

通いやすい塾?

塾に通う理由は「成績を上げる」です。そのために、塾が厳しくするのは当然です。

しかし、冷静に考えて、成績を上げ続けるのは不可能です。

成績を上げるのは、別の塾から移ったとき、塾に初めて通い始めた時が多いでしょう。

塾に通い続けて、成績が落ち続けるのは論外です。塾を変えるか、自分で勉強すべきです。

また、成績が変わらないのも、「伸び悩んでいる」ととられがちです。塾に通っているから維持できている…かも知れません。しかし、塾を変えれば、伸びるかもしれません。

「勉強が分かるようになる」「勉強が楽しくなる」「問題が解けてうれしい」「学校の授業がわかるようになった」といったメリットも当然あります。

ただ、それらは塾に通ってよかったことで、理由や目的とは少し違う気もします。

塾や塾講師により、厳しさも対応も違います。本当に厳しくできる塾や講師はわずかです。

今のご時世、パワハラ的なことはすぐにたたかれます。それも踏まえて、塾や講師は対応すべきでしょう。

ただ単に、生徒に甘くて迎合しがちな塾も、一定のニーズはあるでしょうが、長い目で見ると難しいと思います。

厳しい塾

厳しい、きついを避けて塾を変える健全な動きが、増えてきました。しかし、だからといって、優しければいいとはなりません。

そんなにきつくなくても、少しでもできるようになってほしい。それが、生徒と保護者の願いなら、塾は合わせるべきでしょうか?

私は、今6:4くらいで厳しいしょうか。開校して1年余り、どうしても塾に入ってほしい、続けてほしいが先にきてしまいます。しかし、7:3にシフトすべきと考えています。

開校以来、退塾者が出ていないのですが、それは健全と言えません。甘いです。生徒が、厳しくて塾に行くのしんどいけど、でも…となるようにしたいです。

最後に、冷たい言い方になりますが、生徒に迎合して甘やかす塾になると、塾は確実に潰れます。しかし、少し前に多かった、スパルタで「きつい」だけの塾は、時代にそぐわなくなるでしょう。