今回は変わり種で「新聞配達と暗記」です。
私は、昔何年か新聞配達をしたことがあります。
その時、配達のルートを覚えて、正確に配らなくてはいけません。
200~300件の場所、道順、何の新聞を入れるか、マンションなら部屋番号。そして、新聞は何種類かあります。
それらはかなりな暗記量です。当時も塾で働いていましたので、「覚える」ことができないだろうかと考えました。
そして、結論としては、全員が覚えられます。覚えるスピードは人により違いますが、覚えられなくて仕事ができないというケースはありません。
そう、覚えられるんですね。
では、勉強でも覚えられるのではないかと考えました。もちろん、全然違うことですし、結びつけるのも変です。
それに、毎日配達していれば覚えられます。あれ?覚えられるやん。
いやいや、新聞配達はお金をもらう仕事だから…。あれ?勉強は?
ということで、今回は強引な話です。
まずは道をたどる
新聞配達では、それぞれが担当の家を周り配ります。氏名、住所の名簿と、地図など道順の資料をもらいます。
どの家をどの順番で回るのか、ルート帳があり、すでに決められています。配る順に番号がふられています。そして、配る新聞も書かれています。
新聞は1種類だけでなく、スポーツ新聞などもあり、どこに何を配るかも覚えなくてはいけません。
そして、最初は他の人についていって回ります。それが1週間くらいでしょうか。新聞受けがどこにあるかなど、留意点もあります。
勉強で言うと、学校や塾で授業を受けるというところでしょうか。
ルート帳を渡されて、じゃあ一人で配ってきて…は無理です。勉強にも、少なからず同じことがいえます。
単元ごとの基本が理解できていないのに、いきなり問題は解けません。
一人で配る
1週間程度、人についていって配ります。その中で、色々と覚えてもいきます。そして、一人で配ることになります。
当たり前ですが、ルート帳は携帯します。最初はそれを見ながら配るので、かなり時間もかかります。
勉強でいうと、問題の解説や解答を参照しながら、教科書などを調べながら身につけていきます。
基本が分かっていないのに、ただ問題を解くのは無謀です。新聞配達でそれをすると、誤配だらけで大問題ですし、覚えることもできません。
見て覚える、書いて覚える
最初の、人についている間や、一人で配り始めの段階で、空き時間で覚えていきます。
ルート帳や地図を見ながら、順番に名前を憶えて、道順をイメージします。そして、何も見ずにたどります。10人、20人…と増やしていきます。
勉強でいうと「暗誦」です。
また、書いて覚えることもしました。ルート帳はあるのですが、自分でメモ帳をつくり、一通り書き出します。
覚え方の一つに「書く」があります。書くだけでは覚えられないと言います。そうなんですが、書いて整理することは有効です。
また、「見る」こともムダではありません。暗誦して忘れたら、見て確認します。
実際に配りながら覚える
当たり前ですが、覚えても、その通りに配れなくては無意味です。
時には迷いながら、間違って配ってしまったり、飛ばしてしまったり…。実際に配ることで、記憶を確かなものにしていきます。
氏名や新聞名など、字を丸暗記しても、机上の空論にすぎません。
これも勉強に似ています。
実際に問題を解けなくてはいけません。そして、テストができなくてはいけません。より実践に近い形での訓練も必要です。
また、初期の段階では、再度確認して、修正をかけることも必要です。
そして、たいてい3週間くらいで、200~300を覚えます。
これは結構な暗記量です。毎日毎日すれば、そりゃあ覚えられる。その通りです。
勉強も同じでしょう。1カ月も経てば、200以上の配達先を、そらで1件目から最後まで言えるようになります。しかも、頭の中で、バイクで移動しながらの道順込みで。
これを覚えたとき、私はふと思いました。
勉強で覚えるとか楽勝だろう、と。
お金がもらえるから覚える
新聞配達のルートを覚えられなくて、仕事ができないと聞いたことはありません。
覚える速さは人により違いますが、みんな覚えることができます。
毎日毎日のくり返しで覚えられるのは当然ではあるのですが、そもそも仕事ですから。覚えないと、仕事にならず、収入が得られません。
お金をもらうので、必死で覚えます。
さて、勉強はどうでしょうか。お金はもらえませんよね。
何のために覚えるのか分からない。実際には、勉強することによって、生涯年収が増える確率が上がります。
英単語をたかだか3000か4000覚えれば、収入差を考えれば、大きな額をもらえるとも言えます。
高3生で受験生ならば、話せば理解できるかも。ただ、多くの学生にはぴんとこないでしょう。
1カ月後に英単語を1000覚えれば、10万円ゲットできる。それなら、必死に覚えるでしょうか。それでもぴんと来ないかも。金のために勉強するのではないとか、色々邪念が入りそうです。
今回は、無茶苦茶な話ですみません。覚えるヒントが、少しはあるのかもしれません。
ただ言えるのは、覚える気があるかどうか。そこに価値を見出せるかどうか。覚えても意味ないと感じたら、覚えることはできません。
