今回は「アットホームな塾」です。
ブログに書くネタがなくなり、苦し紛れな感じがしますが。
私が勤めていた塾で、「アットホームな雰囲気」とうたう塾がありました。
その「アットホーム」という言葉に違和感があったのですが、何となくその言葉を使っていたのかも知れません。
塾は家じゃないし。
私自身が塾を開き、他塾さんのホームページやブログを多く拝見しました。その時に、何となく「アットホーム」という言葉を目にします。
そして、改めて見てみると、アットホームな塾がかなり多くあります。
改めて、当塾のホームページを見直しました。「アットホーム」の文言はないですね。ただし、教室が「家」なんで、そういう意味ではアットホームです。
ことば自体は、いい言葉ですし、意味や感覚も広いので、別に悪いわけではないです。そこで、少し検証してみます。すみません、ネタがなくて…
アットホームな職場
少し横道にそれますが、「アットホームな職場」の求人はブラックの可能性大といいます。そのことで、塾でも、違和感があるのでしょう。
でも、何でブラックの可能性大なんでしょう。
会社が小さくワンマン経営である。偏った価値観で、理不尽な対応をする。
土日などイベントが多く休めない。
長時間の残業が多い。みんなで頑張る雰囲気になる。
プライベートに干渉してくる。
仲良し会社で、組織として機能しない。
…なるほど。私が勤めた塾で、これらにあてはまる塾がありました。
他の表現では、仲がいい、和気あいあいなど。こういった表現がある塾のホームページは、かなり多くあります。
私が勤めていたアットホームな塾
一つは、小中学生対象の集団塾です。当塾と同じく、「家」で塾をされていました。まさしくアットホームですね。民家です。
生徒との距離が近いです、物理的に。信じられないくらい密で、すさまじい光景です。10畳の部屋に、15人くらいぎゅうぎゅう詰めでした。それが、3部屋ほど。
しかし、雰囲気は違います。かなり厳しい塾で、緊張感に満ちて、家にいるような感覚ではありません。いわゆる一般的な塾と違い、昔ながらの塾ですが、日常の家とは違う異次元空間です。
もちろん、厳しいだけでなく、温かさもあり「アットホーム」感も強いです。その感じには、私は違和感は感じません。
※ 現在は、他にも教室を出して、人数も分散させています。
そして、もう一つは、高校生の教室。講師と生徒との距離が近いということで、確かに皆が友達感覚でした。塾長も学生講師もフレンドリーで、生徒と友達のような感じです。
私が責任者を引き継いだのですが、私一人オッサンで、かなりきつかったです。授業が始まって、問題を解き始めても、けじめなく私語だらけでした。
しかし、そういう方針の塾であって、いけないわけではありません。実際に生徒数は、かなり多かったです。生徒も通いやすかったのだと思います。
仲間うちで和気あいあいという雰囲気で、そこはまさに「アットホーム」でした。
私は馴染めませんでしたが。まじめな生徒は嫌がっていました。
アットホームな塾とは
以下、色々な塾のホームページなどに掲載されている「アットホーム」です。
いつでも来れる・いつでも聞ける、親身になってくれる、友達感覚、
地域密着、楽しく勉強する、コミュニケーションに重きをおく、
居場所が塾にある、生徒と講師の距離感が近い、
ファミリー経営でアットホームな雰囲気、
講師と野球などの話を休憩時間にする、対話重視、
生徒さんひとりひとりと相談して決める、
塾長や講師どうしが仲が良い、何でも話せる、…などなど
一人一人をきちんと見ますというのを、アットホームに置き換えているのかも知れません。そんなに意味を厳密に考えるのではなく、使いやすいことばですね。
ただ、私は、どうも違和感があって、こういう雰囲気の塾は苦手です。いや、塾だけでなく、みんなに交じって楽しくするのが合わないのでしょう。
「アットホームな職場=ブラックの可能性」からイメージが悪いのかもしれません。
個人的には、嫌いですが、生徒が塾に通いやすくいいと思います。そこに、緊張感があり、厳しさもあれば問題ないです。
それに、中学生は、「アットホーム」な塾で、勉強しやすく、成績が上がることも多いです。勉強だけで、面白みのない塾に足が向かないのも事実です。
