丸暗記の功罪

今回は「丸暗記の功罪」です。

勉強の方法で、覚えるのか or 理解するのかがよく言われます。

このブログでも、勉強の仕方を何度も取り上げています。その多くは、私自身の実体験に基づくもので、一つのやり方に過ぎません。

ただ、指導経験が長い分、多くの生徒を見てきました。その経験も含まれます。

それでも、やはり私自身の体験に大きく委ねられます。

そこで、今回は「丸暗記」がどうなのかをとりあげます。私自身が中学生の時、まさに「丸暗記」をして、それで成功も失敗もありました。

また、今の時代、この愚直な非効率的な丸暗記が敬遠されがちです。スマートに効率よく勉強して、成果を出す。それは、塾の指導でもそうです。

※  ただし、原点回帰というか、長時間かけて学習する揺り戻し?も多く見られます。

バカ覚え

丸暗記を、私はバカ覚えと呼びます。こんな言葉はないのですが、何も考えずに全部覚えてしまう否定的な意味合いがあります。

例えば、英語。

私は、中1からずっと「バカ覚え」でした。教科書の英文を暗誦して、全部書けるようにしました。そして、プリントやノートなども全部覚えます。

文法も習っていましたが、あまり気にせず、とにかくまるごと覚えます。

私は、記憶力は良くない方なので、何度も読んで書いて覚えます。あほみたいに時間をかけて、ひたすら覚えました。

しかし、それはうまくいきません。中1までは、ほぼ完ぺきに覚えて、テストでも満点近く取れました。

ところが、中2くらいから、テストで90点とれなくなり、中3では7割台まで下がります。それは、習うことが莫大な量で処理しきれないからです。そして、応用が利かず、テストで高得点が取れません。

ああ、自分の能力はここが限界なんだと悟ります。実は、全部覚えるバカ覚えはまずく、効率よく勉強すべきでした。

※  中学校は、中高一貫の進学校で、当時の英語はかなりなレベルでした。凄まじい量を課されました。

そして、バカ覚えは終焉を迎えます。

もう量が多すぎて覚えられないし、勉強する気もなくしてしまいます。

高3の時でしたか、改めて文法を参考書で一通り自分で勉強します。そのときに、ああこういうことだったのかと後追いで理解します。

最初から、文法をきちんと理解しておけば、あんな苦労することもなかったと後悔します。

中学低学年は丸暗記?

他の教科も、数学以外は丸暗記でした。

それは中1~中2にかけてです。理科や社会は、教科書を隅から隅まで読んで、全部覚えました。もっとも、覚える才能はないので、莫大な時間をかけてです。

当時は、塾には通いませんし、問題集を解いて勉強するという発想がなかったです。学校で使用する問題集はあったはずですが、それは一部で、教科書とノートです。

この超非効率的な学習ですが、中学生の低学年には、かなりいいのではないかと思います。

それは、私だけではありません。

中学生の最上位者で、この教科書、ノート、プリントを隅から隅まで勉強する人が多いからです。

そこまで徹底的に勉強するからこそ、上位にいることができる。さらに、そのことで、学力をつけることができて、その後も上位をキープするはあります。

もっとも、最近は、そういうしんどいブラック?な地道な勉強を避ける傾向にあります。その「丸暗記」も正しくないとも言えます。

中2くらいまでで、中3でまず高校入試に対する勉強で、やり方をシフトする必要があります。

そして、高校生になると、習う量が莫大過ぎて、丸暗記だけでは苦しくなります。定期テストはそれで乗り切れますが、大学入試では通用しません。

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