今回は「愛媛県立高校入試が変わる」です。
上の資料のように、令和6年度入試から推薦入試→特色入学者選抜に変わります。
変更点は、推薦から特色へ定員が大幅に増える可能性があること。そして、小論文・プレゼンテーションが加わることです。
これにより、高校入試は大きく変わるのでしょうか。
大学入試の総合型選抜
これを見て、真っ先に連想したのは、大学入試の総合型選抜です。
今や大学合格者の約半数が、一般入試でない推薦入試や総合型選抜入試です。
すなわち、新しい指導要綱により、入試そのものの考え方が変わります。
国公立大学はまだ一般入試が多いですが、確実に移行しています。
従来のペーパーテストで合否が決まる古い感覚は、予想以上に速く過去のものとなるでしょう。
それを引きずり、見誤ってしまうと、入試に対応が難しくなると予想されます。
しかも、今が過渡期で、混乱も不具合も起きます。例えば、中学英語の難化も一つです。
高校入試はどう変わる?
県立高校入試は、現地点でも内申点が加味されます。そして、この変更でより複雑とも言えます。
ただ、令和6年度はそれほど大きな変化はないと思われます。ですから、ふだんの学習をしっかりすることが前提になります。
例えば、勉強が苦手でできなくても、特色入試を使えば行きたい高校に行けるというものでもありません。
いくつか留意点があります。
学校長の推薦不要
額面通りに受け取ると、今までの中学校内で推薦入試受験者を決めるのとは違うと取れます。
しかし、まだ詳細は分かっていません。学校の推薦と無関係で、個人が自由に志願できるのか。もしそれが可能なら、割と大きな混乱が予想されます。
当初は、中学校内で枠を設けるのではないかと思われます。
※ 現時点ではわかりません。
募集人員枠の拡大
30%ないし50%を上限ということで、かなりの増加になります。
ただし、「上限」であって各高校に判断が委ねられます。また、逆にいうと、上限であって「下限」がありません。
ふたを開けてみれば、今までと募集人員が変わらないこともあります。
学力が高い生徒が欲しい普通科としては、この特色入試をどうとらえるのでしょうか。
一つは、小論文に付随する「総合問題」です。ここで振り分けは考えられます。
また、商業や工業などは、大いに活用することもあり得ます。それぞれの分野に興味関心があるのかなど、独自の入試がありそうです。
また、当たり前ですが、結局は内申点が重視されます。その内申点も、テストの点数だけでなく、授業での興味関心、発表など判断基準が「特色」よりになるかもしれません。
新しい高校入試にどう対応していくのか
現中2生が受験する時から変わります。
すべきことは、先ほど言いましたように、普段の学習です。大きくは変わりません。
最初から、特色入試で入ろうというのは、偏りが大きく避けるべきです。
それでも、可能性の一つとして考えるなら…
単なる勉強だけにとどまらず、できることすべきことはあります。
まず、読書と作文。読書はいわゆる小説などの本を読むにとどまりません。
ものごとを調べるときに、参考資料を読む。興味を持ったことをネットで色々調べる。なども含めた読書です。
そして、そのことがらを考えて、まとめて、新しく創造する力を養う。さらに、それを表現する。
そのために有効で必須なのは「書く」ことです。今までの作文の枠では収まりません。大学入試の小論文に近いレベルまで要求されます。
塾で対応?
今後、各塾がこの特色入試に対応してきます。
先程言いました、読む、調べる。そして、作文から小論文。さらにはプレゼンテーションまで。
聞き取りから発表まで。
しかし、今の段階では静観でいいと思います。するとしても、負担にならない程度に「作文」だけでも十分です。
中学生は、その前に基礎学力をつけるべきです。
当塾では、中2生は塾に来たら、まず国語を2ページします。大体長文問題が1題です。いずれ作文もあります。
これは、特色入試を意識してではありません。単純に学力をつけるためです。
