今回は「短時間の授業」です。
ある予備校で「50分授業」と宣伝しています。短時間授業で集中できると。
授業は短く
何かの本で、授業に集中できるのは50分までとありました。
だからではないですが、当塾では50分学習で10分休憩です。
中学生の場合、50分→10分休憩→50分→10分休憩→50分の流れです。その50分でも長いと感じます。
以前、40分→5分休憩→40分→5分休憩→30分とコンパクトにした時があります。一斉授業で効率よくできて、成果も上がっていました。
今は演習中心なので、40分は物足りないです。
※ 例えば全体授業30分→60分演習など変則もありです。
一斉授業はもたない
昔に比べて、授業を聞ける生徒が少なくなった気がします。
少し長く説明すると、明らかに集中力が切れます。聞いている風ですが、頭は別の世界に飛んでいます。
原因は何でしょうか。昔の、学校の授業をきちんと聞くという考えが変わったのでしょうか。
もっとも、私自身も聞きません。いや、聞けません。人の話を聞くのが苦手です。
特に授業がへたくそだと、速攻拒否してまじめに受けません。聞いて理解するのが苦痛で、文字で見えないと分かりません。
また、板書を写すのも苦痛です。写すのに精一杯で理解できず、ただの作業になります。ですから、写さず板書を読んで、大事なことを書くなどしました。
塾講師が主役ではない
また、塾講師が一方的に授業する「講義」はさらに集中力をそぎます。
授業がうまく指導力があるのがいい講師と思われがちですが、塾はあくまでも生徒が主役です。
生徒が分かっているか確認する。発問する。または、生徒に読んでもらう。など工夫が必要です。
ということで、私は適当に全体授業をはさみます。
1つを長くて20分で区切ります。できれば10分くらいで収めたいです。いや、だらだら説明せずコンパクトに5,6分でまとめたいです。
例えば、中学生のある日の授業では…
英語のユニットの基本文説明して単語読んで(10分)、数学の導入(10分)→練習問題(10分)、理科の導入(15分)と続けて授業します。
そのあとはひたすら演習という感じです。せわしないですね。
普通は教科ごとに時間割を組みますが、その場で適当に進めます。こんな塾は他にないですね。