今回は「パターン練習は作業?」です。
例1 正負の数の加法
新中1数学の授業。正負の数の加法をします。
(+5) +(+3) = +8、(-8) +(+4) = -4、(-4) +(-4) = -8…
全体で解説します。例題を一緒に解きます。
そして、ワークの練習問題を解いて答え合わせ。
さらに…じゃあ練習しようと、プリント。1枚に20問、30問とあります。最初はパターン別で、慣れたらランダムに混ぜます。
解いているうちにわかってきます(本当なの?)。どんどん解けます。そして、〇がついて達成感もあります。
で、授業が終わり。なるほど、できた、わかった!!
いやいや、さぎょ…
例2 中2数学証明問題
中2数学の証明問題です。苦手な生徒が多いです。さあどうしましょう。
20代の時の私。
必殺!!証明問題演習プリントを作ろう!!
最初は穴埋めから入って、徐々に書く量を増やします。そして、最後は全部書きます。これを数枚…十枚、二十枚と作ります。どんだけひま…
そして、生徒がプリントを解いていきます。
等しいところに印つけて、仮定と結論を書いて、穴埋めをして…。最後は自分書けるようになった、やったー!!
いやいや、さぎょ…
例3 中3数学展開&因数分解
ちょうど春のこの時期に塾で予習します。
展開&因数分解のパターン演習。プリントで同じパターンをくり返し練習します。
一応工夫して混ぜてみます。そして、最後はまとめてみます。
1時間全部使ってパターン演習。
なるほど分かった。どんどん解ける。生徒は満足します。
いやいや、さぎょ…
展開や因数分解とか、いずれできるようになります。他にすることないの?
塾の、塾講師のじこまん…
例4 高校数学の例題→演習
高校数学です。
まず全体で例題を一緒に解きます。その時に、公式も書きましょうか。ついでにその単元の基本も解説します。
そして、その後例題の類題を個別に解きます。
数学苦手だけど解けるぅ、分かる!!
数字変えてるだけ…計算練習?…さぎょ…
パターン練習=作業
これらの例は、塾ではよくある授業の光景です。
ちょっと間違い探しみたいですけど、何が問題なんでしょうか。
問題が解けて、分かって満足もしていいと一見思われます。
いや、全否定はしてません。何なら例2の証明特訓段階別マスタープリントは復活してもいいかなと思います。
私が問題視する点は3点あります。
生徒のレベルと、演習の質とタイミング…
パターン演習が有効、必要なときもあります。ただし、あまりにも機械的であったり、同じことをムダにくり返すのはどうかと。
生徒は解けるし、分かった感もありますから、講師と生徒は満足します。しかし、次に来たときは忘れています。そして、もう一度して時間をつぶします。
計算力がついていい? まあ確かに。
