今回は「問題を解く勉強~デメリット」です。
塾では「問題を解く」ことが中心になります。当塾でも「演習中心」とうたっています。
また、勤めていた塾でも、とにかく解いて解きまくりました。成績を上げる勉強のしかた=ひたすら解く…でした。
※ 実際には、全体授業や暗記テストなどもしています。
目次
勉強=問題を解く?
塾で問題演習をずっとしていると、「勉強=問題を解く」と思い込みがちです。
しかし、問題をひたすら解いても、できるようにならないケースもあります。かなり、あります。
分かっていないのに大量に解いても、消化不良を起こします。
もちろん、問題を解くことは有効な勉強方法です。
分かっていなくても、量を解くとわかってくることは多々あります。
「習うより慣れよ」です。
効率悪いですが。
問題を解く勉強のデメリット
1 理解しないまま解く
よくわからないまま解いて、空回りします。
演習中心の塾では、よく見られることで、解いても解いてもできるようになりません。
2 問題の解き方の暗記にかたよる
よくわからないまま解いても、ある程度成績は上がります。
それは、解き方を覚えるからです。理解できなくても、よくわからなくても、テストはできます。
先ほどの、ひたすら解く…塾で、生徒がよく口にしていました。「わかんないけどテストは上がった」と。
それは、悪くないことです。塾の役割を果たしています。しかし…
3 応用力がつきにくい
塾で解く、自分で解く…どちらにしても、何をどうどれだけ解くか大事ですが、その選択と調整は難しいです。
問題を解く勉強では、その問題から外れた応用問題に弱いという欠点があります。
問題を「こなす」ことで、考えることを放棄しがちで、作業になります。
例えば、中学まではごりごりでできても、高校ではできない。また、高校でも定期テストでは通用しても、入試問題はできないなど。
4 効率が悪すぎる
中学校までの狭い範囲はできても、高校内容で大学入試に備えるには、「問題をひたすら解く」勉強は効率悪すぎます。
もちろん、勉強量は必要です。1日10時間でも、ひたすらすればできるし、それは否定しません。
ただ、一度理解して分かってしまえば、ムダに問題を解く必要はありません。
一回解けるようにすれば、大幅な時間の節約になります。
塾での演習も、ある程度個別に調整しないと、かなりのムダが生じます。
数学は「解く」勉強?
数学は、「解く」ことが中心になります。
教科書や参考書で各単元の原理原則から理解して…は大事ですが、問題を解けば理解できます。
高校の物理は、最初に公式の誘導や考え方が分かっていないと、そもそも問題が解きにくいです。
英語や社会は覚えるという作業が先に入ります。覚えてないのに問題を解いても…。
勉強の本質
入試で点数をとるのが勉強の目的であるなら、問題を解くのが勉強でしょう。
しかし、本来勉強ってそういうもの?
物事を学ぶのは、原理原則を理解して、そして覚えていくことでしょう。
数学などは、問題を解きながら定着させるのは正しいです。
一方、社会なんかはワークで問題解くのって…と塾で、ワークを解かせているのに思います。
まあ、塾はテストでできるようにするのが仕事で、偉そうに勉強とは…とか語っても意味ないです。
ただ、ちょっと解く演習にかたより過ぎているかなとは感じます。
