「勉強していない」という人
よく「勉強していない」と言う人いませんでしたか?
「全然勉強していない」と言いながら、いい成績を取る。多くは隠れてしています。そして、「本当にしてない」とダメ押しをします。
あるいは、本人は勉強をしていないと思っているのかも知れません。他の人から見れば、かなり勉強しているとしても。
さらに、前は成績悪かった自慢も多いです。浪人して難関大学に入った人が、現役の時は、成績悪かったと。模試はE判定とか、学校では下の方だったなど。
私も、無意識にすることがあります。なぜか言ってしまいます。そして、少し話を盛りがちです。それって、自慢?
何の意味もないんですけど、ただ聞く人に誤解を与えます。今勉強できなくても、これから努力すればいけるのかなと。勇気を与えるとも言えますし、実際に逆転合格もあります。
しかし、安易に「やればできる」とか思わないように。
能力の差は歴然と存在する
まず「勉強していない」という人は、たいてい勉強しています。それを言わないのが格好いいし、あまり「勉強している」とは口にしません。
そして、程度の差はありますが、それほど勉強しなくてもできる人は存在します。
例えば、中学校の教科書レベルだと、学校の授業を受けるだけで、ある程度できる人はいます。
高校でもそうです。何時間もかけて練習して解けるようになる人もいれば、一度理解したらできる人もいます。
能力がある人が勉強を怠けていても、本気で勉強を始めれば、そりゃあできるようになります。
塾の仕事をしている立場では、建前では「努力すればできる」と言いますし、言うべきでしょう。
しかし、できないものはできない。能力の差はあると断言します。実際に、学生時代に、私など比較にならないくらいレベルの高い人が、周りにごろごろいましたから。
「昔悪かった」自慢も同じ
「昔ちょっと悪かった」と自慢?する人がいます。それを聞いて、そうなのと苦笑するしかないです。本当に悪かった人が、そんなこと言わないような気がします。
勉強も、それと似たところがあります。「勉強していない」「勉強できなかった」って、多くは大したことないです。少しさぼったくらいでしょう。
一昔前、ビリギャルがはやりました。しかし、実際には中学校は超進学校で、地頭は良かったそうです。確か、帰国子女で英語はかなりできていたとか。
それに影響されて、夢を見た人は多かったでしょう。それは、悪いことではありません。ただ、皆が同じようにできるとは限りません。
努力すれば、必ずできるのか?
私自身も、塾のホームページで「E判定から逆転」と書いてあります。それは、もちろん事実ですが、全員が逆転合格できるわけではありません。
そのほとんどは、地方の国公立大学の理系で、倍率が低いなどの事情も絡んでいます。
例えば、中3や高3で、部活で勉強するのが難しく、引退してから勉強に集中して合格はよくあります。
しかし、そうではなく、普段から勉強をしていなくて、そういう情報に振り回されるのは危険です。今の学習状況を直視して、なぜできないのかを見直すべきです。
ちょっと勉強法を変えたくらいで、すぐに成績が上がるほど甘くはありません。
死ぬ気で勉強をしている人が、「たいして勉強していない」と言うのを無条件に信じてはいけません。
能力(それが地頭なのか、頭がいいのか、継続できる才能かは知りません)の差は、現実に歴然と存在します。
ただし、能力を言い訳にするのは、私はもっと嫌いです。能力があるかなんて、実際に勉強をして、努力をしてこそ、あるかどうか分かることですから。
努力したら、できるかもしれません。しかし、努力しても、できないこともあります。きつい言い方ですが、それが現実です。
