「塾講師の授業準備」が今回のテーマです。生徒さんや保護者の方には、どうでもいいような…。
目次
塾講師の授業準備…当然する?
さて、冒頭の疑問ですが、そんなのするに決まっていますよね。いや、準備しなくても、指導できるのでしょうか。
私自身は、この仕事を始めた若いころから、授業準備は入念にしてきました。それが当然だと思い、習慣になっていました。
ところが、勤めた塾で、私はどうも変わっているのかと感じます。つまり、授業準備をしない人がいるんですね。しかも、結構…。
さらに、授業前に準備はせず、その場でいきなり指導する塾すらありました。
塾でのエピソード
① A塾
私が授業準備をしていると、「そんなに授業準備をしている人は、初めて見た」と言われました。
最初は、ほめられたと思いました。しかし、よくよく考えると、皮肉を言われたのでしょうか。準備に無駄な時間をかけている。それなら、他にする仕事があるだろうと。
「塾講師の授業準備」には時間をかけるべきでない…ですか?
② B塾(高等部)
そこの数学は、授業準備が存在しませんでした。
社員が、その日にするプリントを、直前に作成します。そして、主に大学生のバイトが、授業開始直前に来て、初見で指導します。
授業前の数分とか、へたしたら指導と同時にします。求人募集には、「授業前に準備できます」と明記していたのですが。
高校数学ですよ。センター試験で6割とか7割程度の力で、高校生を指導する神経も不可解ですが、百歩譲って準備しないと失礼でしょう。
私自身は、1週間前に作成して、事前に渡しました。申し訳ないですが、私でも事前に解いて準備をしないと、指導できません。もちろん、その場で解けますけど、解くのと指導は別です。
③ B塾(高等部)の社員
先程と同じ塾ですが、私以外の社員(数学)は、やはり当日に作成して渡していましたね。
ある時、その先生の授業に入るとき、準備がしたいので事前に問題が欲しいと頼みました。ものすごく不機嫌な顔をされて、「清水先生なら初見で、見れるでしょう?」と言われました。
いやいや、そういう問題ではないですけど。それくらい解けないんですかと、バカにされたのでしょうか。渋々頂きましたが、けっこう難しい問題もありました。
そして、授業当日。その先生が解説をするんですが、難しい問題で説明が分からず、クラスが騒然とします。おそらく、準備していないから、解説の棒読みで分かってないんですね。
生徒たちは、私を見るわけですよ。ですから、仕方なく解説をすると、後にその先生は、私が口出しをすると告げ口します。
授業準備をした私が、そこでは間違っていたらしいです。
④ C塾
中学生の国語でした。実力テストの問題を突然渡されて、答え合わせをするよう指示されます。それで、「読んでないので、できません」と断りました。
それには何も言われませんでしたが、わずかに表情が曇ったような気がしました。
そして、しばらくして今度は理科です。いやいや…。無理だって。
また断ると、何か文句を言っていました。しかし、あきらめて他の先生に渡していました。授業準備なしではできないと言う、扱いにくい講師とされたみたいです。
そりゃあ、その場でできなくはないけど、準備をするというのが身に染みついています。
確かに、小中学生のワークをすべて解いて準備はできません。
融通が利かない私が、偏屈で厄介な講師なんですね。
もちろん、何十年もやってますから、準備なくてもできますよ。ただし、国語の長文問題や実力テストの問題を、初見で指導はさすがに…。
やはり授業準備はすべきでは?
どうやら、「授業準備をすべき」は、私の偏屈な思い込みだったようです。今現在も、全部準備しているわけではありません。そんな時間ないですから。
準備が必要なところを、見極めてしています。
ただ、先ほどの例ではないですが、いい指導をするには準備は必要です。
説明が下手くそで分からない講師は、たいていが準備不足です。少なくとも、若い時はしっかり準備をした方がいいと思います。
授業準備のし過ぎの弊害
準備のし過ぎが原因ではなく、指導の仕方が問題だとは思います。
準備して全てを把握してしまうと、指導が先回りになりがちです。すなわち、生徒が考えている先を、すぐに説明してしまうんですね。
また、解説が「後付け」になることも多いです。時間かけて準備しているから、教える側は分かっています。しかし、生徒自身が考えて解くときに、そういう過程はたどらない。
特に、個別指導の場合が言えるかも。その場で考えて、解くことで、いい指導になるような気もします。それには、かなりな力量がいりますが。
今回は、どうでもいい話でしたね。全部解くかはともかく、授業準備とかして当然です。いい塾講師ほど、準備を「効率的に」しています。
