夏休みの勉強~中3数学

今回は「夏休みの勉強~中3数学」です。

愛媛県の公立高校入試で、数学は点差が付きやすく、難しい教科です。上位の生徒でも、失敗したり、難しい問題に引きずられて、点数を落とすことがあります。

各単元の総復習

塾の夏期講習では、一般的には中1から中3の1学期までの総復習をします。

各単元の基本から応用をまんべんなく復習して、まだ入試問題までは解きません。応用問題よりも、基礎学力の定着に重点を置きます。

塾の夏期講習を受けない場合、この同じ範囲を、問題集を使って復習するといいです。1・2年の総復習と名前のついた問題集か、中学3年の内容まで入った問題集を使用します。

どちらかというと、「1.2年の復習」で薄い問題集を1冊仕上げましょう。市販であれば、「中1・2の総復習」(文理)、「10日間完成 中1・2の総復習」(Gakken)、「中学1・2年の総復習」(旺文社)など。ただ、中3の内容が入りません。

そこで、やはり塾用教材の「夏期テキスト」が最適です。検索すると、アマゾンやメルカリでも購入できます。

ただ、塾の夏期テキストは、意外と難しく、ある程度数学ができないと苦労します。基本問題やA問題を流してするなど、工夫しましょう。

数学の夏休みの勉強は、「問題集を解く」の一択です。教科書を読み直すとか、例題を解くのは効率が悪いです。

入試の過去問は夏にしない

先程少し触れましたが、夏に入試の過去問はする必要ないです。公立高校入試では、過去問演習は冬からで十分です。

実際の入試問題を解きたい場合、問題集を選ぶ時は、単元別に分けられているものを選びましょう。

関数、文章題(方程式)、図形(証明)の3大応用

この3つが、数学の応用問題の壁になります。夏休みに、どれか1つでも克服したいところです。

先程教科書はする必要ないといいましたが、この3大応用に関しては、教科書を使って一からやり直せます。例えば、一次関数でしたら、教科書を読んでいき、例題を解きましょう。

自力でできない場合は、塾や家庭教師、または数学が分かる人の助けを得ましょう。

ある程度基本ができていて、応用をどうにかしたい人は、単元別の問題集をしましょう。「高校入試 集中トレーニング 方程式とその応用」(教学研究社)など。

※ 問題集の購入は、まずは本屋に行って、実際に手に取り中を見て買いましょう。もちろん、アマゾンなどネット購入も便利です。

予習しておきたい…

愛媛県の県立入試で数学は、東高や南高を受ける人でさえ、失敗することも多い教科です。

数学に自信がある人(実力テストで80点以上取れる人)は、できれば予習をしてほしいです。塾でも、予習をすることろは多いですし、一人でも教科書を進めていけば可能です。

できれば、二次方程式と二次関数までしておくと、2学期以降が楽になります。

最後に

受験勉強で、数学はとにかく解いて練習量を確保しましょう。ある程度できる人には、中学数学は易しく感じて、手を抜きがちです。

高校に入って、高校数学に取り組むときに、圧倒的に、計算をはじめとした処理能力が遅い人が多いです。中学生の頭が柔軟なときに、しっかり練習して力をつけるべきです。

とにかく解きましょう。