難関大学は数学次第(理系・医学部)

ものすごく個人的で偏った意見ですが、理系の難関大学入試は、数学次第では?

私自身の大学入試

大昔の話で恐縮ですが、私が岡山大学医学部(医学科)に合格できたのは、数学のおかげです。

もちろん、入試の科目は数学だけではないです。母校の超進学校で、尋常でないくらい英語をやらされたことも一因です。

それでも、数学でほぼ満点が見込めるので、かなり優位に戦えました。合格点を記述で8割と設定すると、数学は10割ですから、英語と理科は7割ずつでいいことになります。

7割と8割では大きく違います。岡山大学の記述はそれほど難しくはなく、7割とればいいのは楽です。

実際の入試では、センター86%、記述は数学100%、英語70%、理科75%(物理60%、化学90%)でした。おそらく、合格者の真ん中くらいだと思われます。

こんな話をしても、ただの自慢で、特殊な例と言われるでしょう。実際に、医学部受験で、数学で点数が安定せず苦しむ例はいくらでもあります。

私は恵まれていて、そんな苦労も知らずに、他の教科ではまあまあ怠けていました。あとは、入試本番での気合でごまかしたに過ぎません。

数学が武器になる→裏を返せば…

私自身の特殊な例ですが、理系の難関大学突破には、数学が最大の武器になります。記述入試では、大問が少なく、配点も大きく、出来不出来の差が出ます。

すなわち、入試本番で決まるギャンブルのような科目「数学」を制することが、合格への早道です。

裏を返せば、数学が苦手だと、非常に苦しむことになります。入試本番で解けることもあるので、思い切ってチャレンジするのもありですが、危険です。

そして、極論ですが、理科も物理・化学は「数学」の能力が必要では?

数学を絶対的得意にするには?

カギは、算数(中学受験レベル)と中学数学にあると感じます。

これも、私自身の個人的な経験に基づき恐縮です。中学受験を経験して、算数、数学と得意科目にして、大学入試で困ることもありませんでした。

そして、現在まで塾で、小学校の算数から、高校数学まで指導しています。その上で、改めて、共通テスト(センター試験)や記述入試を見ると、つながっているように感じます。

中学受験の算数のパズル的な要素と、中学数学の関数の応用問題や図形の問題など。これらから通して、学び直すといいのではないかと思います。

大人向けの「算数を10日で復習」「中学数学を1週間で復習」などの問題集もいいです。そして、算数のパズル本や、動画で算数の中学入試の切り抜きを見るのもいいです。

理系の難関大学を目指すが、数学が苦手という場合、柔軟な思考も必要です。

ライバルの中には、かつての自分のように、数学がかなりできる人間も多く存在します。その人たちって、他の教科は、あまり根を詰めて勉強してません。しかし、数学一本を武器にして、圧倒的に点数をとったりします。

数学という武器がさびていると、なかなか苦しい戦いが待っています。

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