今回は、塾での「中学英語の指導」です。
当塾で、数ヶ月ほど中学英語を指導して、想像以上に難しいと実感します。以前の中学英語とは、別のものと意識を変える必要があります。
これまでの指導
2021年度から中学の学習要綱が変わり、英語の学習も変わります。当時は、勤めていた塾で、中学英語を指導する機会は少なく、その実態を知りませんでした。
小学校で英語が教科となり、中学校の英語が難しくなったことは知っていました。単語量が、従来の1.5~2倍になる。仮定法など、高校内容が中学に降りてくるなど。
そして、当塾を開校するにあたって、中学英語の教科書を見直して驚きます。中1の初めから、be動詞と一般動詞が混在し、それどころか can や want to なども登場します。すぐに、what などの疑問詞も習います。
しかし、塾を開くにあたって、これはチャンスだとも考えました。中学英語(特に中1)をきちんと指導して、テスト結果を出せば、塾の評価も得られます。それに、この「大変革」に、他塾さんは対応しきれないところもあるのではと考えます。
まず、英語に多くの時間を割くべきだと考えて、時間をかけます。この分量を、今まで通りの時間では、到底できません。
そして、教科書本文からすること。さらに、やったところの基本文と単語(熟語)の暗記を徹底すること。中1の最初は、教科書本文の英文を覚える。
あともう一つ。QRコードからサイトで、教科書本文・単語の音声をひたすら流します。
現時点での成果
そして、1学期の期末テストです。結果は…今一歩です。
中1は80点前後で微妙です。平均点は当然大きく超えていますが、平均点を相手にしても…。最初のテストで90点も取れないとか、塾の意味あるの?と私自身に詰め寄ります。
進度が早いとか、習う量が多いとか、すべていいわけです。英文の仕組みなど、文法の定着が弱く、指導そのものを見返しています。
中2は、結構点数が上がりました。教科書本文からして、単語も覚えて、あれだけすれば当然とも言えます。中1と比べると、学年平均が低いなど、他の生徒さんと比べて、相対的に上がったという感じです。
中3は…上りはしたのですが、もう一つ。一番時間をかけてしたのですが、問題に対応しきれていません。学年平均が40点台と難しいテストでしたが、実践演習不足を感じました。
今後の指導方針は?
今の時点で、学校のテストや高校入試は、従来のライティング中心です。しかし、定期テストを見ると、微妙に変化も見えます。
今までの感覚での指導が、少しずれているのではと感じます。いわゆる「書く」ことが中心ですが、文法問題よりも、長文問題で内容を聞く問題が増えています。英検の長文、最終的には共通テストの長文のタイプです。
教科書の本文が軸ですが、英文を読んで、内容が分かることが前提です。2学期以降は、長文の問題を多くします。教科書本文は塾でもしているのですが、英文を訳すことが重要です。
そして、見誤っていたと痛感したのは、小学校で習う英語の取り扱いです。中学校の教科書の巻末に、小学校で習う英単語の一覧があります。500単語以上あります。
さらに、小学校で習う英文が、結構あります。それらを習っていることを前提に、中1の初めからガンガン出てきます。小学校では、書いてつづりを覚えるところまで、あまり学習していません。
しかし、当面は、中学では単語や英文を書けなくてはいけません。中1は、今回の夏休みで、この小学生の単語を書けるように覚えてもらいます。そして、それはもっと早い段階に、すべきことであったと反省しています。
なかなか文法的なことが定着しない理由を、ずっと考えています。一つは、次から次に新しいことが出てきて、処理しきれていない点です。中2以降はそれほどでもなく、とにかく中1が大変です。
そして、指導の仕方も考えて、同じやり方ではいけないと危機感を感じます。2学期以降は、修正します。
