勉強に必要なもの

「勉強に必要なもの」は何でしょうか?

才能、努力、やり方、環境…

色々あると思いますが、

一番はモチベーションだと思います。

『勉強が面白くなる瞬間』(パク・ソンヒョク/吉川南・訳)

これは、韓国でベストセラーになっている本です。今読んでいるのですが、前半はほとんどが精神論です。

いや、具体的な勉強の仕方、時間の使い方もあるのですが、全編を通して、いかに勉強に取り組むかの心構えが書かれています。

それだけ、勉強するには「モチベーション」がいかに大事か、想像以上に色濃く何度も強調されています。

どうしても勉強する気にはならない。何のために勉強をするのか分からない。勉強に意味があるのかとやりたくなくなる。そういった、弱気の心に対して、甘えるなと一蹴しています。

特に、韓国は強烈な学歴社会と聞きます。こういった当たり前だが、厳しい戒めが、ベストセラーになる一因かも知れません。

それに比べると、日本は甘いのかも知れません。それに、一昔前の学歴至上主義も、従来の常識が崩れて、陰りが見えます。勉強をしても…とモチベーションが下がる要因もあるでしょう。

しかし、それまでに怠けてきたことの積み重ねに対して、それを覆して、勉強ができるようになる。そのためには、本人が内側から本気で変わらなければいけません。

高校生が勉強するモチベーション

高校生になりますと、大学進学など進路の選択を迫られます。それと勉強がどう結びつくのか、ぴんと来ないと勉強する気になれません。

単純に将来何の仕事がしたいのか、そのためにはどこの大学に行く必要があるのか、そのためには勉強をどこまですればいいのか。

そういった将来に結びつく勉強と、この先どう生きていくのか。どういう人間になりたいのか。何をしたいのか。それと勉強がどうかかわるのか二つの面があります。

現地点で、それまでに勉強を積み重ねて、ある程度いい成績なら、選択肢も広がります。しかし、あまり勉強していなければ、なりたくても難しいし、そもそもなりたいものも見つかりにくいです。

高校内容になると、学習内容が難しく莫大な量もあり、どう折り合いをつければいいか分かりません。しなければならない、でも怠けてしまうといった、精神的な葛藤もあります。

その中で、モチベーションを作り、勉強に向かい合うのは大変です。

先の『勉強が面白くなる瞬間』は、そういったなかなか動かない気持ちを、強く揺り動かすのにもいいと思います。結構、強く何度も何度も、それでいいのかと迫ります。そして、自分自身がやらなければいけないと説得が続きます。

私自身は、高校時代は、まさしくそういう勉強から逃げまくる暗黒の時代でした。それでも、高3になったとき、何とか1日2時間は勉強しようと、我慢して取り組みました。モチベーションがなくても、しなければならないのが勉強です。

小中学生が勉強するモチベーション

ここまでは、主に高校生にあてはまるでしょう。意識が高い中学生にも、同じことは言えるかもしれません。

一般的には、小中学生の勉強のモチベーションは、こういった将来がどうこう、人間的にどうこうとそこまで考えたものではありません。

それまでの習慣であったり、勉強するとできて面白いとモチベーションも上がります。逆に、テストなどでできなかったり、普段勉強する習慣がないと、勉強から大きく遠ざかります。

「中学生までは、なぜ勉強しないといけないか疑問を持ってはいけない」と昔、聞いたことがあります。少し暴論だと思いますが、純粋に勉強をすべき時期です。

それは、周りから強制的にさせるべきなのかも知れません。生活の一部として、勉強するのが当然と。それが正しいかどうかは別の問題です。

何のために勉強するのかは、もちろん生きていくためです。その「生きていく」のが具体的にどうなのか。

日本という社会で生きていく。そのためには、何らかの仕事をしなければいけません。また、人間として豊かに人生を送るためにも勉強は必要です。中学までの義務教育は、生きていくための基本を学びます。

そういったことが、子供にうまく伝われば、純粋に勉強するものだとなります。そして、年を重ねて、なぜ勉強するのか悩んだときが、先に述べた段階でしょう。そこで、人間として自立して、自分の人生を考えます。

人生と勉強は関係が深く、そこでモチベーションが生まれます。