今回は「個別指導の進化」です。
前回の「個別指導で成績が上がらない」が、内容が薄く、その補足です。
個別指導では、一般的に成績は上がりやすいです。もちろん、上がらないことも多々あります。
そして、現在個別指導塾が多いですが、その指導内容は様々です。多くの塾で、試行錯誤されて、改良されています。
当初の頃の、ただ問題演習をして、答え合わせだけをする個別指導は今はないでしょう。
さらに、個別指導と集団指導を合わせた指導も、非常に多くの塾でとられています。当塾もその一つです。
「個別指導」を一括りにして、その良し悪しを決めるのは乱暴です。
個別指導で成績が上がらない理由(従来のタイプの個別指導)
※ 個人的な見解です。主に、小中学生。特に公立の中学生です。
演習量不足
個別指導と一斉授業をして一番痛感するのは、演習量の差です。
個別指導では、生徒のペースで解きます。生徒や講師は気づきませんが、解くスピードは遅くなります。これが集団になると、かなり多く解きます。最大で2倍くらいは違います。
特に、上位層の集団になると、解く量と質とも跳ね上がります。
そして、個別指導では、授業時間が短いケースが多く、演習量が積みにくいです。それは、宿題などでカバーしていきますが、それでも演習量が少なくなります。
理解力不足
個別指導では、問題演習が中心になります。各単元の解説もできますが、どうしても簡略化されて、不十分になりがちです。
そのため、よく分かっていないまま、演習を積んでいきます。個別指導で、成績が頭打ちになる最大の理由です。
また、講師が変わるケースも多く、それぞれの解説や指導も異なります。それを消化して理解することが難しく、混乱しかねません。
個別指導の進化
先に書いた個別指導の欠点は、多くの塾で把握していることで、そのままではありません。
多くの塾で、試行錯誤して、改良して、個別指導は進化しています。その結果、多くの個別指導塾があり、支持されています。
個別指導でも「授業」をする
その大きな進化は、「先取り授業」だと思います。従来の個別指導は、演習中心で、復習中心でした。一人一人に導入を開設するのは、効率が悪く難しいです。
しかし、今は多くの個別指導塾で、先取り授業をしています。小さめのホワイボードがあり、そこで授業をします。
※ このホワイトボードが進化の象徴に見えます。
さらに、テキストも進化して、個別指導でも導入ができて、スムーズに指導ができます。
それだけでなく、映像、パソコン、タブレット、AIと進化は止まりません。個別でも、単元ごとにきちんと理解した上で、演習に進めます。
テストをする
暗記事項のテスト、定着を確かめる確認テスト。そして、合格点を決めて、達しない場合の再テスト。
これは、昔からしている塾は多いですし、個別と一斉など指導形態は関係なしです。
すなわち、本気で成績を上げるために、真剣に取り組んでいるかの証でもあります。
一斉授業から個別指導よりへ
一方、一斉授業の方も、改良が加えられて、従来の一方向の講義式の授業だけではありません。
個別に演習する塾も増えています。当塾も、全体授業で導入して、個別に演習します。一斉の良さである、競争心、緊張感、そして、強制的に勉強させる…を残します。
それらは、個別からも逆方向に進んでいます。個別だけでなく、少人数の授業を取り入れる。補習や自習など、強制的に塾で勉強して、演習量を確保する。
個別指導の進化というよりも、融合と言えるかも知れません。
ただし、双方がまじりあい、わかりにくい側面は否定できません。これは、私自身も考えるところがあります。
それでも、よく考えれば、シンプルに「勉強」に回帰しているように感じます。
古いですが、「全体の授業を受けて、個別に覚えて練習する」と勉強本来の取り組みだと感じます。
