習うより慣れろ

今回は「習うより慣れろ」です。

特に、中学生ですが、懇切丁寧に説明しても、できるようにはなるとは限りません。

しかし、基本が分からない状態で演習をしても、空回りして身につきません。

その2つの狭間で、迷い、中途半端な指導になります。

その結果、成績が今一上がりません。

分かりやすい→成績上がらない

当塾は、2年目になりますが、1年目は成績は爆上がりしませんでした。

塾での学習時間が長い分、一定の上昇はあります。

また、上位者は、確実に上がりました。ただし、最上位まではいけません。

すなわち、誰でもできる最低限のことをしただけです。時間をかければ成績は上がるし、特に上位者はふつうに上がります。

この成績が上がらないのは、ほとんどの塾がそうです。

だからこそ、塾という商売が成り立つともいえます。簡単に成績が上がれば、塾は必要ないです。

また、大半の塾が成績を出せないからこそ、そこにチャンスがあり、少数の塾が勝つことができます。

ですから、いつまでも「分かりやすく」教えてくれとも思います。その時に、自塾が成績を上げることができれば、差別化できます。

しかし、どうしても説明して、「分からそう」としてしまいます。あるいは、教えたがります。分からないのに余計な説明をします。そして、成績は上がりません。

教えても分からない

ブログでも何回も取り上げていますが、勤めていた塾で、中学生は「教えても分からないから教えるな」と言われ続けました。

それは、乱暴な言葉ですが、核心をついた言葉です。そして、私自身、その言葉を胸に、かなり教えることを減らしました。ただし、あと一歩壁を突き破れない気もします。

一々教えなくても、見ればわかる、読めば分かる、考えればわかる。その部分がかなりあります。

生徒自身に解読させて、考えさせて、分からせる。そして、もっとも重要なのは、慣れることです。とにかく、覚えて、解く。

そもそも、そんなに分かって解いてますか。というよりも「分かる」ってどこまで?

数学の公式が分かるというのは?

問題を解くときに公式を使える。公式の意味がわかる。導き出せる。…実はあいまいです。

逆に、多く触れて慣れることで、こういうことだったのかと理解することも多々あります。

成績を上げる塾

公立中学生で高校入試を目指す塾の場合、成績を上げる塾はほとんどが「量」に徹しています。

レベルの高い教務力をもった塾…も一部ではあります。どの塾も、塾講師も自身の指導力に自信を持っているでしょうが、ほとんどがそこまでのレベルにありません。

私自身も、へたに経験が長いゆえに、たまに指導力があると勘違いします。

例えば、難関大学を目指す高校生を指導する場合は、教務力が武器になります。

しかし、基本段階では、勉強をさせることの管理が第一です。

習うより慣れろ

…今回は、何の話でしたっけ?

ある程度、基本がわかったら、そして、覚えたら、あとはとにかく勉強量です。

その「ある程度」が生徒も、指導者もあいまいで、匙加減ができていないのかも知れません。

先程の勤めていた塾でも、中学生の中下位は、実は成績が上がるとは言えませんでした。空回りして、解くのに苦しみ低迷するのを、何人も見ました。

それでも、成績が上がる生徒は多かったです。生徒から、「分からないけど成績が上がる」という感想を聞いたこともあります。

私が「分かりやすく」教えると、当時の先生はものすごく不機嫌な顔をされました。そのときの気持ちが、今少し分かる気がします。

 

ということで、勉強「量」を重視する塾がおすすめです。

ただし、短い時間で成果を出す塾や塾講師も、存在します。成果を出す塾の1割くらいでしょうか。その手法については、またの機会で。