今回は「問題文を読み飛ばせ」です。
目次
入試の問題文が長い!!
大学入試の共通テストでは、読解力を問うため?に、問題文が長くなっています。
数学も、物理も、化学もです。解いていると、これは何の能力を問われているのか、疑問に思います。
というか、単純に、問題を読むのが面倒で苦痛です。
さらに、高校入試でも変化があります。愛媛県の県立高校入試も、問題文が長くなりました。
特に、英語の長文が長いです。2つあるのですが、どちらもです。昔に比べると、2倍くらい長いのでは。
また、共通テストほどではないですが、数学では「思考力を問う問題」として、長い文の問題があります。
確かに、読解力が必要です。そのために、以前に「速読のすすめ」も取り上げました。
しかし、最近、少し考えが変わり、読む必要あるのかと思い始めています。そして、これって、読解力なのかと疑問を感じます。
問題を解くのに、読解力はいらない?
これは、高校入試の国語での話です。
昔勤めていた塾で、ある講師が、高校入試の国語では読解力はいらないと言いました。読めなくても、問題を解くことができると。
全部をくまなく読まなくでも、傍線部の近くを探せば、答えはあるし、答えられると。それで十分、合格点は取れると。
極端な考えですが、確かに読解問題を解くテクニック的なやり方はあります。
また、難解な説明文とか、全部読んで理解する必要はありません。文章そのものが、だらだらと長く、くり返しが多く、わざとと思えるほどわかりにくい表現が続きます。
「つまり」のあとに、言いたいことをまとめていたり、「」をつけて結論づけている。そこを読めばいい、と。
確かにその通りで、私が説明文の読解を解くときも、読み飛ばすことが多いです。「分かりにくいなあ、文章へたくそかよ」と文句を言いながら。
もちろん、読解力は必要です。
① そもそも文章読めないと、意味わからないし、問題を解く以前。その多くは、語彙力不足です。
② 解くテクニックを発動するためにも、最低限の読解力が必要。大事なところと、そうでないところの見極めをするにも、読解力は必要です。
読み飛ばすにも、読解力…いや、学力が必要です。
読み飛ばすには
数学、化学、物理で、主に共通テストでは、問題文が長くなっています。それを、最初から最後まで、ばか丁寧に読んでいては、時間がいくらあっても足りません。
読み飛ばすとは?
逆に、どこを読み取るのか。
① 数字を読み取る
一番有効な手段です。問題文の数字をチェックする(線を引く、丸で囲むなど)だけでも、かなり負担が減ります。
そして、読みながら、その数字を書き出し、情報を整理していく。高度ですが、長い文章を、数字中心のコンパクトな情報に変えてしまいます。
② 文字をチェックする
これは、特に物理化学でいえます。公式を使って求めることが多いので、文字をチェックすると、式に直結しやすくなります。
さらに、物理では文字は重要です。文字の設定をたどりながら、状況を頭の中で整理して、どの解法なのか、どの公式を使うのかたどります。
③ 大事な文と、そうでない文。
登場人物の他愛もない会話は、たいてい問題と直接関係ないことが多いです。読み飛ばす第一候補です。
どちらかというと、大事な箇所を探しながら読んでいきます。
話の流れをたどる。実験の手順をおさえる。何を求めるかを先に目を通して、そこに必要な情報を探すなど。
読み飛ばしの習得は困難?
最近、物理化学の指導でも、問題文のこことここをチェック、ここはいらない。また、こういう感じで読む。と指導することも増えてきました。
センター時代にはなかったことです。
共通テスト対策の文章が長い問題を、私自身が解くとき、最近ようやく「読み飛ばし」ができるようになりました。
長い文章を読むのが苦痛、面倒からスタートして、解くにはどうしたら楽かを試行錯誤した結果です。
やはり、問題をたくさん解いて、数をこなせばできるようになるのでしょうか?
いや、それだけでは…。できるだけ楽して、読まずに解くにはという意識から、徐々にできるようになったのかも知れません。
※ もちろん、読解力があり、速く読めて、内容が読み取れれば、問題ないのですが…。それに、読み飛ばしできるには、やはり力が必要です。
