今回は「ターゲットを絞る」です。
塾を開くとき、指導対象のターゲットを絞るのは当然です。
特に個人塾では、広い学年、広い教科を対象にすると、他と差別化がはかれません。
チラシでも、対象となるターゲットを明確にすることで、集客につながります。
そんな当たり前のことは、開業前から分かっていました。しかし、その真逆のことをして、1年半が経ちました。
結論を出すのは早いかもしれませんが、あながち間違いではなかった?と思い始めています。
ターゲットを広げた結果…
公立小中学生対象…でいくべきだったでしょう。中学生は5教科指導ですが、これは公立高校入試が目標で、絶対的条件だと考えます。
問題は、そこに高校数学化学を加えて、対象を広げたことです。
その結果…まあ色々支障が出ているのですが、小中、高校生とも来て意外でした。
私自身が、高校数学化学も中学生5教科も指導できるから、全部やっちゃえと無謀に突っ走ります。
直近で勤めていた塾では、高校部・小中学部双方で指導していました。
しかし、ターゲットを絞った方が良かったかもしれません。
ターゲットを絞っていたら
① 公立小中学5教科。集団(一斉)指導。
これだけでしていたら、生徒は集まったでしょうか。
現状や周囲の塾の状況などを加味して、今と変わらなかったのではと思います。
10年前、私がもっと若ければ、迷わず絞りましたが、今は厳しいような…。
ただ、今でも中学生が50%でメインとはいえます。
② 高校数学化学。
どれくらいニーズがあるのか分からず、また地理的に、高校生は難しいと想定していました。
高校生は、街中か、駅前か、高校の近くか。高校生だけを対象は、最初から考えません。
最初は、なかなか来ないと予想していました。そして、いずれ小中メインになるとも。
しかし、少ないですが、意外と来ていただいています。数学もそうですが、化学がニーズがあるようです。今物理も指導していますが、物理も来るかもしれません。
物化数の3教科をそろえれば、それだけで十分成立するのではないかと考えます。
ただ、小中も一人でして、なかなかハードです。
③ 数学専門、数理専門。
英語専門と比べて、あまり来そうな感じがしません。高校数学はありです。ただ、小中学生の数学(算数)だけはどうなのでしょうか。
中学受験専門とか、中高一貫専門など、さらにターゲットをしぼればありです。しかし、公立小中では、大外れな予感しかしません。
ターゲット広げすぎ
先程、支障が出ると言いましたが、単純に曜日、時間割が苦しくなります。
別に、中学生と高校生を同じ曜日にすればいいだけ。多くの個別指導塾は、同じ時間に同居するのが当然です。
しかし、偏狭な私は、中学生と高校生の曜日を分けます。中学生と高校生を同時に指導が、ものすごくやりにくいです。また、高校生が、中学生がいたら集中しにくいのもあります。
その結果、中学生を月水金にするという…ありえない設定にします。今は木曜を中3にして、多少緩和しました。
ですから、中学生は複数学年が一度に来ます。それを私一人で、同時に指導するという神業?でします。がっつり導入までするという。
今は、バイトを入れて、補佐してもらってます。
そして、高校生は火木土日です。中学生と違って、一度にたくさんは見れないので、割ときゅうくつになっています。
ここからターゲットを絞る?
開校当初は、とりあえず全部やってみて、そこから絞り込もうと安易に考えていました。
やってみないと、どこにニーズがあるのか分かりません。
わざと?ターゲットを広げたがために、結局生徒を集めることができたのではとも思います。
例えば、中学生は月水金ですが、そこに集めることで生徒がいる感を出せました。人が人を呼ぶというのがあります。もっとも、今多くて、狭くて困ってますが。
私一人のワンオペで、幅広く学年教科でやってみて、さあ…これからは?という段階です。
結論としては、絶対「ターゲットをしぼるべき」です。
ただ、地域性や、講師の指導可能な教科など、それぞれの事情にもよります。
そして、とりあえず全方位にターゲットを広げてから、ニーズを見て判断もありでしょうか。
さらに、ターゲットとなるのが、どの学力層か。言い辛い面もありますが、続編でいずれ。