今回は「普通に勉強する」です。
勉強の仕方をよく聞かれます。そして、その都度アドバイスをします。
塾は「勉強の仕方を教えるところ」だと私は思っています。
ある事柄を学んで理解する→覚える→問題を解く→復習して解けるようにする→テストや入試の対策をする。
この「普通」の勉強こそ勉強の仕方であって、勉強には王道はないです。
また、やり方云々よりも、まずは勉強すること、量や時間を費やす。そして、試行錯誤して自分に合ったやり方を見つけます。
目の前の勉強をしているのか
塾で、ある中学生が塾の暗記テストで合格しませんでした。
何度かどうやって勉強すればいいのか相談を受けますが、少し混乱気味です。あれこれやり過ぎて、今一歩身についていません。
しかし、目の前のテストを覚えていません。本末転倒です。
まず、基本的なことを身につける段階です。
そして、塾では宿題にして80点合格でした。それを全力で覚えて、100点取れるまでする。それが勉強ではないかと話します。
目の前のことをする。きつく面倒なのから逃げない。
学校の勉強をおろそかにしていないか
勉強のしかた…というと、夜に机に向かう勉強を思いがちです。
まず、毎日の学校の授業をおろそかにしていないでしょうか。
学校の宿題、予習、復習、そして授業。もし授業がわからないとしたら、教科書やノートを読んで勉強します。
それらの目の前の「すべき勉強」から目を背けて、成績が上がらないというのは違う気がします。
高校生についても同じです。
学校の授業だけでは足りない、うまくできないのはあるでしょう。
しかし、目の前にある教科書や問題集、参考書、単語帳など勉強できることはいくらでもあります。
自発的にできるようになる
分からないまま問題を解いても、苦痛ですし作業に過ぎません。
そして、自ら考えて分かろうとしないと分かりません。
どんなに分かりやすい授業を聞いても、どんなに懇切丁寧に教えてもらっても受け身では伸びにくいです。
当たり前ですが…
分かろうとする、覚えようとする、解けるようにする。そう自分から思い、勉強しなくてはいけません。
そこから先は、どう勉強するのかはあります。
あれこれと手を出さずに、目の前にあるものから始めます。
まず、学校の教科書や問題集。塾や予備校のテキストでもいいです。
読んで分かる。そして、覚えるべきことを覚える。問題を解く。しばらく時間をおいて、もう一度解く。そこからシンプルに始めます。
それを30分からでいいので、毎日勉強する時間を確保しましょう。「
普通に」勉強します。