今回は「勉強の仕方・実践編③」です。
いよいよ、「解く」ことに焦点を当てます。
勉強する=解く?
勉強する場合、何をするでしょうか?
多くの場合、問題を解くことを思い浮かべます。もちろん、教科や学年など状況によりますが、問題集や過去問などを解いて、テストに挑みます。
そして、その「解く」こと=勉強という感覚が強いと思います。ある程度基本を覚える、理解すれば、あとは問題を解こうとなります。
また、問題を多く解くことで、理解も深まり、記憶の定着もできます。勉強において、解くことが重要で、万能な方法とも言えます。
塾では「解く」ことに偏重?
塾では、解くことが中心です。導入授業や暗記のテストなどもありますが、解くことに偏る傾向があります。
一方で、学校は授業で、原理原則を学ぶというイメージがありますが、解くことも増えてきました。一方、塾では、授業をして理解が大事という動きもあり、逆転現象が起こっています。
塾で、今多い形態の個別指導では、さらに解くことが多いです。解く中で、その単元を理解して、力をつけようという流れが主流です。
※ 個別指導でも、先取り授業をする塾が増えています。
※ また、予備校では、先取り&演習授業に移行するところもあります。
学校、塾、予備校が、演習なのか、理解する授業なのか、あちこちぶれている気はします。
それでも、解くことがメインです。
解き方
問題を解くとき、当たり前ですが、解答を見ずに解きます。もし、問題が全然解けないなら、解く前に基本を理解するべきです。また、社会など覚える教科や単元は、覚えてからすべきです。
先程、「当たり前」と言いましたが、答えを見ながら問題を解く生徒が多くいます。
これは事実で、高校生でもいます。
答えを見ながら解く?
答えがないと分からないから、答えを横に置き、見比べながら解く。それは意味があるのでしょうか。
全く解けないので、まず答えを写して確認してから、自分で解くならまだわからないこともないです。
答えを見ずに解いて、答えを見て訂正する。それが、解き方です。
調べながら解く?
しかし、自分では解けない?
それならば、答えではなく、何かで調べながら解く。教科書や参考書を横において、調べながら…。以前勤めていた塾で、そうやって演習をしていました。
ただ、それはかなり効率悪いです。時間かかるし、いらいらするし、分からないところはさっさと答え合わせをすればいいです。調べながら解くと、覚えて力がつく…はまあなくはないでしょうか。
私自身そんなやり方で、解いたことはありません。
調べるのは、解いて、答え合わせの後です。間違ったところ、分からなかったところを、教科書や参考書で調べる。派生事項を詳しく調べて、知識を増やす。順番が逆でしょう。
解いていくうちに分かる?
問題を多く解いていると、その単元の理解が深まることは多いです。似たようなパターンの問題を解くことで、解き方が見えてきます。
ただし、それは効率が悪いです。最初に理解した上で解いた方が、少ない演習で身につきます。
そして、その演習→理解の流れでできるのは、学力が高い場合です。一を聞いて十を知ることができるタイプなら、問題を解くことだけでも力がつくでしょう。
しかし、たいていは、分かっていなのに問題を解いて、空回りするだけです。
せめて同じ問題を何回も解く
色々な問題を、ただ数多く解いても、定着は難しいです。また、頭の中で、つながりをもって覚えることも困難です。
そこで、せめて同じ問題をくり返して解きましょう。違う問題集を3冊するなら、同じ問題集を3回した方が、効果ははるかに大きいです。
そして、同じ問題をできるまでひたすら解きます。
間違った問題をチェックして、その問題を解きます。そして、また間違った問題をチェックして、また解きます。そして、全部できるまでします。この場合、間違った問題だけをすればいいので、効率がいいです。
しかし、正解した問題を含めて、何巡も解くやり方もあります。時間はかかりますが、力はつきます。さらに、全体像が見えて、定着も高まります。
どちらがいいというわけではなく、人にもよりますし、教科や単元にもやります。解き方の基本はありますが、正解はありません。
