今回は「やる気が出ない(高校生)」です。
大学入試が迫ってきて、模試などで現実を知り、志望大学に届きそうにない。
例えば、国公立大学に行きたいが、模試はE判定で無理そう。しかし、特に努力するわけでもなく、何となく勉強はするが無理と思っている。
または、そもそも大学に行きたいのかも分からない。勉強は難しいし面倒。スマホやSNS、ゲームなどに逃げる。
と、色々なケースがありますが、高2~高3にかけて、やる気が出ないケースはかなり多いと思います。特に、男子に多いです。
さらに、部活もせず(あるいは早々とやめて)、時間を持て余して、だらだらと過ごしがちなケースも多く見まられます。
なぜやる気が出ないのか
その原因の一つは、高校の勉強の難しさと量の多さです。中学までと違い、質量ともに段違いで、どこまですればいいのか見えません。
全部は覚えきれないし、全部は理解しきれません。
そこにやられて、勉強から離れがちになると、能力的に無理だとブレーキをかけます。そして、勉強から逃げるのが癖になり、やる気を失います。
これは、高いレベルでも、同様に起こりえます。
私自身がそうでした。単純に、勉強はきついし、しんどいので、避けるようになりました。中学から成績が下がり続け、東大に行ける位置を落ちてからは、完全にあきらめます。上位にはかなわないと、自分の能力のなさに絶望しました。
そして、もう一つは、将来が見えないことです。何のために大学に行くのか、何のために勉強するのか、何のために生きるのか…となると、やる気は出ません。
本気で勉強しているのか?
勉強が難しく、多く、圧倒されてしまいます。
そして、行きたい大学まで程遠い。あるいは、行けるのか分からず、途方に暮れて、半ばあきらめる。
または、行きたい大学がない、大学に行く意味も、生きる意味も見えない。
それらが複合しあい、勉強にまともに向き合わない。すなわち、真剣に取りまない、取り組めない。逃げ癖がついて、悪循環に陥り、やる気がなくなっていく。
ただし、現時点で合格できる大学を目指して、受験勉強して、無難に合格する。という高校生も多いです。誰もが、命がけで受験勉強をするわけではないです。ですから、現実を冷静に見て、到達できる目標に向かって、努力を続けることができます。
その場合、大きくやる気をなくすということはないでしょう。
ところが、現状と折り合いがつけられない。こんなはずじゃない、もっとできるはずと、プライドとか夢や理想などが交じると、やる気をなくしがちです。
大学受験というと、志望大学目指して、追い込んで努力する。そして、奇跡の合格を果たすというイメージがあります。周りには、こうやって大学に行けたという体験談があふれて、いつから始めても間に合うと錯覚します。
しかし、本気で勉強しないですし、やる気も起きません。
それまでの勉強が甘いのだ、考え方が甘いと、本人も分かっています。
真剣に立ち向かうしかない
なぜ勉強するのか。なぜ大学に行くのか。将来、何がしたいのか。なぜ生きるのか。
そういったことに、逃げずにまともに向き合うことでしか、真剣に勉強できないでしょう。
生きるために勉強する。そのことに気づけて、自分自身に真剣に向き合えるか。勉強の仕方云々の問題ではありません。
「今から受験勉強始めて、間に合うでしょうか。」
そう聞く時点で、本人は、今の勉強ではだめだと分かっています。誰かに背中を押してほしいのでしょうが、自分から一歩を踏み出さないといけません。
勉強して、受験するのは、本人です。
と、これはすべて、何回か紹介している
「勉強が面白くなる瞬間」(パク・ソンヒョク)(ダイヤモンド社) の受け売りです。
勉強するモチベーションを上げたい人にはおすすめです。
