今回は「途中式書く?」です。
算数、数学では、途中式を書くことが大事とされています。
私自身、これまで途中式を書くように指導してきました。
しかし、疑問がわきます。
① 途中式を書くように指示しても、書かない生徒が多い。かなり多い。
② そもそも、途中式って書かなければならないのか?
なぜ途中式を書くのか
数学(算数) で途中式を書く理由は「ミスしない」ためです。
書かずに頭の中で計算すると、ミスする確率が高くなります。
また、問題を解く時に、書くことで考えを整理して、正しく答えに向かうことができます。
さらに、数学で途中式を書くことで、数学を学び、力をつけることができます。
なぜ途中式を書かないのか
ところが、多くの生徒は、何回指導しても途中式を書きません。
一つは、面倒だから。ものすごく分かります。
もし、私が生徒だとしたら、一々途中式を書けと言われたら、かなりうっとうしくストレスです。
実は「書かない」のではなく、「書けない」ことが多いです。
途中式をどうやって書いたらいいかわからない。だから、書かないのは当然です。
例えば、証明問題で「説明の言葉や式を書け」と指示します。いやいや、その書き方がわかりません。
また、書いた方が楽でストレスがかかりません。頭の中で考えると、時間もかかるし大変です。
ですから、私も「書いた方が楽だよ」と言います。
だから…書き方が分からなくて、書こうにも書けないんだって。
すなわち、どう書くのか、途中式の書き方の指導が大切です。
「途中式を書け」は講師の自己満足?
私は、以前ほどはあまり細かく言わなくなりました。
間違えた問題は、途中式を書こうかと柔らかく強制します。
そして、「書き方」の指導に重点を置きます。
式や言葉にして表現して、それを書くことは難しいことです。考える→表現する。まさに勉強そのものです。
塾講師は、どうしても決められた枠にあてはめようとしがちです。
途中式をこうやって書くと、一律に押し込めることが私にもありました。
しかし、途中式を書くことが目的ではありません。
自分で考えて、その過程を記したものが途中式で、考えることと書くことが合わされないと無意味です。
途中式を書きすぎてできない
なかには、途中式をていねいに書きすぎてできないケースもあります。
まず、時間がかかります。
そして、書いているうちに、何をしているのか分からなくなります。
思考と表現がずれてしまいます。途中を書かなければという意識が強く、解くのが目的だと忘れます。
例えば…
中3の二次方程式の解の公式の利用。
左のように、ばか丁寧に書くのはあまり良くないです。
私は、最初から√ の中は、横に別に解くよう指導します。
※ 基本的には、途中式はきちんと書くべきです。他の科目でも、メモ書きをしたり、必要な数字を書き出して書いたり、「書く」ことは効果的です。
