今回は「長方形の周りの長さ問題」です。
算数の文章題で、各学年でよく出てくるのが「長方形の周りの長さ」の問題です。
※ 中1数学の文字式でも登場。
この問題、多くの生徒ができません。
算数の文章題ができない要因が、この問題に隠されているのではと感じます。
難しくない…はず
例えば
「周りの長さが12cmの長方形で、たての長さが4cmのとき横の長さを求めなさい。」
この問題、多くの小学生ができません。小学4年生以上でしょうか。正答率は50%どころか、30%…いえもっと低いと思います。
しかし、そんなに難しくない問題です。
12÷2=6、6-4=2 で2cm
または、面倒ですが
12-4×2=4、4÷2=2でもできます。
多くの間違いが、12-4=8で8cmとします。
なぜできない?
さて、先日、小5算数で次の問題がありました。
「長方形のたての長さが4.8cmで、横の長さはたての3倍です。この長方形のまわりの長さは何cmでしょうか。」
塾に小5は6人いますが、一人もできませんでした。
できないとは予想していましたが、全員は…。
式が2つ以上だとわからない
ほとんどの生徒が、4.8×3=14.4 で止まります。
式を一つ作り、そこで思考が止まってしまうのか。または、何を求めるのか忘れてしまうのか。
こうなってこう、だからこう。と、続けて考えられないのか。横の長さを出して終わり…ではなく、
「4.8の3倍だから、4.8×3」と考えています。だから、×をつけると「え?」となります。
そして、「それは横の長さで、まわりの長さを求めて」と言います。
そもそも意味が分かっていない
続きを解いてと渡すと、何人かは解いてもってきます。
しかし、多くは手が止まります。
「周りの長さ」が分かっていない?
いえ、もちろん日本語で分かっていますが、何を出すのかわからない。ぼんやりとした弱い理解でしょうか。
図がイメージできない
それで、長方形の図を書いて説明します。
たてが4.8cm、横が14.4cmで、周りの長さを出してねと。
たて2つと、横2つをペンでなぞります。
※ 生徒に「長方形書いて」もらいます。問題を解く時、「周りの長さ」がイメージできていません。
周りの長さを2で割るは安易?
たてと横から周りの長さを求めるのは、それほど難しくないです。
しかし、その反対に周りの長さとたてから横を求めるのは、少し難しくなります。
よく2で割るのを忘れます。
そこで、
長方形を対角線で真っ二つにして、半分だよとシンプルに教えます。すると、ああなるほど理解する生徒は多いです。
…本当でしょうか。視覚的に二等分は分かりますが、本当に理解できているでしょうか。
「周りの長さを半分にして引く」というやり方は安易かもしれません。
