説明を聞く

塾では、講師が説明をして、生徒が「説明を聞く」のが日常的です。

説明が分かると分からないの違い

塾講師の説明が分かりやすい、分かりにくい。というふうに、生徒側から受け取り方が異なります。そして、それが塾への評価にもつながります。

その「分かる分からないの違い」には色々な要因があります。

まず、説明の声です。声が小さい、早口、滑舌が悪く聞き取りにくい。これは、非常に多くあります。私自身も声は良くなく、気をつけているのですが注意されることもありました。

特に「早口」は頻繁に起こります。小中学生にとっては、大人の話すスピードは速く感じます。私も非常に早口です。

そして、説明自体が分からない。これも、ことばが難しい、説明の仕方が悪いなど原因は様々です。塾講師は、説明のプロですから、分かりやすくて当然です。しかし、現実には、説明が分からない講師はいくらでもいます。

私自身は、昔から「分かりやすい」と言われることが多いです。それは当たり前のことですし、分かりやすい説明の仕方は難しくありません。本や動画などで勉強すれば、誰でもできることです。

ただし、説明を聞いて理解するには限界があります。ですから、説明を可視化することが有効です。

説明を聞いても理解できない?

塾講師は、説明をして理解してもらうことが仕事です。しかし、私自身で考えると、人の話は聞きません。話半分と言いますが、すぐに消える音声で理解は苦痛です。

その人の思考回路で話されている内容を、別の人が理解するのは非常にむずかしいと私は考えます。それが、文章だとしても、考え方を理解するのに苦労します。

それでも、文章なら消えません。ですから、何度か読み返せば、理解することも可能です。私は、面倒なので、自分で考えますが。

例えば、何かの家電の使い方を人には聞きません。説明書を見ればいいだけです。

ところが、最近はネット関連で分からないことが多く、ネットの説明を読んでも分かりません。専門用語が多くて、分からないことだらけです。

これは、動画を見ることが多いです。一度聞いて分からなければ、動画なら何度も聞けます。

説明を可視化する

また、動画では、音声の説明だけではありません。画像もありますし、テロップやホワイトボードに字や図も残ります。

そう、音声の説明は聞き飛ばしても、目で見て理解することができます。

以前に、免許の書きかえの講習で、担当の人の話が全くわかりませんでした。逆に、なぜ分からないのか考えて、ものすごく勉強になりました。

配られた本と、前の映像で理解しました。

また、以前勤めていた塾で、おそろしく説明が分からない先生がいました。話し方は丁寧だし、ゆっくり話すし、難しいことばも使っていません。しかし、多くの生徒から「分からない」と聞きます。

そこで、私も説明を聞きました。最初は分かるのですが、しばらくたつと、何を言っているのか分かりません。なぜ「分からない」のか、何度か聞いて原因を探りました。

その結果、分かりやすい説明の仕方を、改めて解明できました。※ 何が悪いのかは、また別の機会に。

その先生もそうですが、音声だけで説明しようとします。それだけでは、理解することは難しいです。

字や図に残す。それを元に説明する。といった可視化が必要です。

それから、ごちゃごちゃ説明せずに、解答を見せた方が早いこともあります。解答を解読する方が、力がつくし、理解もできます。

その後で、ポイントを簡潔に説明したり、補足の説明をするといいでしょう。