算数の計算

今回は「算数の計算」です。算数、数学で計算が遅い、正確でないと、なかなかできるようにはなりません。それは、高校生でも同じです。

暗算と数の感覚

算数(数学)がなかなかできない、ミスが多い、解くのが遅い。その原因の一つに、計算を筆算でするというのがあります。暗算で速く解くべきところを、丁寧に筆算でしようとします。

そこで時間がかかり、文章題では何をしているのか忘れます。20÷5のような計算ですら、筆算で書く生徒もします。これは、中学生や高校生でも同じです。

たし算、ひき算なら2桁どうしまで、かけ算なら2桁×1桁、わり算は2桁÷1桁くらいは、暗算で速くすべきです。

例えば、30÷2。これを筆算でしようとしますが、私は見つけたら、「30の半分は?」と聞きます。それが、即座に出てこないのは、数の感覚が鈍いです。あるいは、計算を機械的にしようとします。

例えば、118-29の場合、29は18より11大きいから、100から11を引いて89と考えられます。このように、数字に対する感覚が鋭く、常に頭の中で考えられると、算数が強くなります。

暗算の考え方

暗算に強い子は、計算をふつう上の位からします。

例えば、28+56だと、筆算では一の位から計算します。8+6で14。1くりあがり、2+5=7に1を足して8。答えは84。これだと、面倒で時間がかかります。

上からだと、20+50で70。8+6が14だから合わせて、84となります。この方が速いですし、大まかに全体をとらえて考えられます。

128×4だと。120×4が480で、8×4=32と合わせて512です。また、わり算は、筆算でも上の位から計算しますのでそのままです。

計算ドリル(暗算用がいいです)でするとき、上の位から計算するやり方で練習すると、格段に計算が速く正確になります。

公文とそろばん

算数の計算に強くなるには、公文とそろばんが思い浮かびます。どちらも有効です。

公文

このブログでも、何度か言っていますが、小学生には公文がおすすめです。算数(数学)は学年を越えて進められます。ただ、小学生に中学以降の数学をするのは、私は懐疑的です。算数の高度な計算まで、段階的にできるならいいですね。

計算をマスターするだけでなく、学習を継続してできるのが強みです。何事もそうですが、基礎練習が重要です。

そろばん

暗算といえば、そろばんです。高校数学でも、データの分析で複雑な計算があると、そろばんをしている人が有利で、大幅な時間短縮になります。

詳しいことは分かりませんが、脳内でそろばんの玉をはじくと聞きます。数の感覚をどれくらい使うのか分かりませんが、有利であることはまちがいないです。

ただ、高校数学で優秀な人が、皆そろばん経験者というわけではなく、しなければいけないことはないです。

私自身は、公文もそろばんも未経験です。それでも、中学受験の算数から強くて、そのまま高校数学まで得意でした。数に関する勘は鋭かったと思います。そろばんの暗算にはかないませんが、計算も速かったです。

計算ができないと、文章題もできない

計算はできるが、文章題はできないとよく聞きます。まず、計算が速く正確にできないと、文章題もできません。

式が2つ以上になり、計算が遅いと、途中で思考回路が止められます。計算に意識が行き過ぎてしまいます。

そして、数字の感覚を持つことが大事です。

例えば、「56本の鉛筆を何人かに配ると、1人6本ずつ配れて2本余りました。何人に配ったでしょう。」

この問題で、割る数=(割られる数ー余り)÷商と、機械的に式を作ろうとしても、文章題はできるようになかなかなりません。

頭の中で、「余っている2本を除いた、54本の鉛筆を配った。54本を6本ずつ配ったので、割ればいい」と考えられることが大事です。