今回は「塾の後追い指導」です。前に、塾の予習についても書きました。塾では基本的には予習だが、別に復習しても大丈夫という結論だったと思います。
しかし、一つ勘違いをしていました。塾でする復習と、個人がする復習は違います。塾での指導は、復習ではなく「後追い」」です。
また、通常の授業とは別に、テスト対策や入試対策もあります。それは復習にあたりますが、学校の授業との関係で、先取りや後追いとは別の問題です。
塾での後追い指導はよくない?
これは、良し悪しよりも、受ける側の印象が大きいようです。
すなわち、塾で学校の後追い授業をされると、教科書内容だと分かっていることが多く、何か損した気分になることが多いです。
学校の授業のあと、塾で授業をします。学校ではよくわからなかったのが、塾でよくわかるようになった。…とはなかなかいきません。学校でやったし…となります。
これが、塾で先取り指導をして、学校で授業を受けると、「学校の授業がよくわかる」となります。何か、朝三暮四の話みたいです。
その気分の差が与える影響が、実は大きいように思えます。まず、塾でコンパクトにまとめたものを、効率よくします。全体的に概念として頭に入り、それから学校で細かく詰めていく。この流れがいいのだと思います。
逆は、感動が少ないのかも。塾の授業が、貧相にすら思えます。
ここまでは、公立の小中学校の話です。教科書準拠だと、塾と学校のレベルは変わらず二重になります。塾が後追いだと、あまりよくない印象を与えます。
高校生だと後追いでもいい?
ただ、高校生はそうでもないです。例えば、高校数学で、学校の授業を受けて「分からない」という声が多いです。
それを後から追って塾ですると、「そういうことか、分かった」となります。中学までとは違い、内容を簡潔にまとめると、よりそう感じます。これは、個別指導でありそうな状況です。
予備校や一斉授業をする塾では、先取りも多いです。これは、授業のカリキュラムを年間で組んだ場合、そうしないと組めないからでしょうか。また、高校内容を先取りでするとなると、内容が難しいので、相当な授業力がいります。
塾では先取りをせざるを得ない
小中学生については、塾で先取りでしないと、授業を組むのが難しくなります。通常は、テスト対策をしますので、そこまでに習い終えてないとできません。学校の後追いをしていると、テスト前までに塾で指導が終わりません。
今では、個別指導でも、先取り授業をして、それを売りにするところも多いです。これは、裏を返せば、後追い授業に悪いイメージがあるからです。
予習をしなくても、復習をすれば、学校のテストや入試でも通用します。それは、個人がする勉強です。塾でする先取り・後追いとは別のものです。
では、塾で先取り授業をすると、効果が高いのか。それは、何とも言えません。ただ、塾では、後追い指導は、印象がよくないし、それにより学習効果もよくない可能性があります。
こんな分かりきったことを塾であとからするのか。そう感じたのでは、勉強に身も入りません。