塾と成績

今回は「塾と成績」です。(主に中学生)

塾に行くと成績が上がった。塾へ行っても成績が上がらない。逆に、成績が落ちた。色々なケースがあります。そのとき、塾と成績の関係をどうとらえて、どう対処すればいいでしょうか。

塾と成績の関係

1 塾に行くと、初めは成績が上がる

塾に行くと、最初はたいてい成績が上がります。これまで塾に行っていなくても、塾を新しく変えても、ともに上がります。それは、塾がいいかどうかもありますが、新しい環境で、やる気も起きて勉強するからでしょう。

例えば、ダイエットをすると、初めはやる気になって、体重も落ちるみたいな感じです。

2 そのまま成績が上がり続けるはない

そして、2回目、3回目のテストも、ずっと成績が上がり続けることは、めったにありません。2回目以降は、1回目の上がった成績の水準で落ち着くことが多いです。また、元の成績に戻ることもよくあります。

特に、1回目で成績が急に上がると、塾がすごいと錯覚しがちですが、往々にして反動が起きます。

当塾での中学生の成績の上がり方を見ると、じわじわと上がり続ける子が多くいます。これは、塾の指導の良し悪しではなく、単純に時間をかけて勉強してきた積み重ねだと思われます。

3 成績は上がったり下がったりする

テストにより、成績は上がったり下がったりして当然です。テストにより、単元、難易度などが異なります。それに、人間ですから、機械のようにいつも同じ力を出せません。当然、調子の良し悪しもあります。

たとえ、上位層でも、1回成績がどんと落ちることはよくあります。その次に元に戻れば、何の問題もありません。

4 塾に行っているのに、成績が落ちる

成績が変わらない、上がり下がりするのは、それほど心配ではありません。もちろん、変わらないを「低迷している」ととらえて、塾を変えることを検討は間違いではありません。

そのときは、目標の成績や志望校と合わせて熟考すべきです。塾に通うことで、今の成績を維持できているのかもしれません。

ただし、成績が落ちるのは大問題です。塾にお世話になっているからと感情をはさまずに、塾を変えることも必要です。いや、それだけではなく、塾をやめて自分で勉強する。家庭教師にするなど、視野を広げる方が賢明です。今の塾が合っていない可能性が高いです。

例えば、中1の1学期に比べて、2学期、3学期と成績が下がる。中2の後半になると成績が落ちる。これはよくあるケースですが、塾自体の教務力が弱い可能性が高いです。

塾の学習は対処療法

塾での学習は、週2日~3日で、1日1~2時間程度です。それで、根本的に学力をつけるのは困難です。ただ、定期テストならば、範囲も狭く、一時的に点数も上がります。

多くの塾が、目の前のテストで点数を上げようとします。その結果、ある程度付け焼刃の学習になります。これは良し悪しではなく、塾はそういう指導をするところです。

ですから、実力テストではよくない、特に中3の実力テスト、模試で悪いということがよく起きます。ですから、塾の勉強と合わせて、家庭での学習も積み重ねなければいけません。

高校生の場合

中学生と違い、学校の定期テストや校内の実力テストは、それほど重要ではありません。もちろん、推薦入試に備えて、定期テストを重視することもあります。

これらのテストは、塾ですると結果は出やすいです。校内の実力テスト(高1、2)も、たいてい範囲があり、塾で対策をすると成績は上がりやすいです。しかし、やったもん勝ちで、本当の実力とは言い難いです。

最終目標は大学入試ですから、一つの目安は模試です。模試も、塾で過去問をすると、効果は多少あります。それでも、塾や予備校の効果があるか知る目安にはなります。

当塾で、高2生が模試(数学)で上がっているケースを見ますと、塾で演習を積んだことが要因だと思われます。やはり、学習量を確保しないと力はつきません。

また、高校生の場合、高2でずるずる成績(模試を含めて)が落ちるケースが非常に多いです。現在高校生を対象とする塾は多いですが、質量とも確保してできている塾は少ないです。この場合は、早めに検討しないと危険です。

目の前の学校の勉強をしっかりすべきです。特に英語は。

塾へ行く目的と成績

塾は「成績を上げる」ところです。それは正しいのですが、そんなに思うようにはいきません。成績を上げるためを第一ではなく、最終的に志望校に合格するため、学習の習慣をつけるため、家庭学習を含めて力をつけるため。など広い視野で、目的を持つべきです。

ただ成績が悪いからと、塾をころころ変えると、その時は効いても、その場しのぎでしかありません。