今回は「塾の集客②」です。前回に引き続き、具体的な集客例を見ていこうと思います。
前回のB塾を退職した私は、塾で働く気力がなくなり、1年程無職状態でした。40歳手前です。
そして、C塾で働かせてもらいますが、そこで厳しく指導して頂き、今の自分があります。集客についても、多くを学ばさせて頂きました。
C塾 小中一斉授業、高校個別指導→集団指導 十数年前
C塾は、その地域の一番塾で、多くの小中学生を集めていました。1教室でしたが、100人は超えていたと思います。
集客は、やはり季節ごとの新聞折り込みがメインです。当時は新学期ごとに、生徒が多く入るのが普通でした。広告は、かなり洗練されたもので、反応が良かったです。研究熱心な会社で、研修や出張など多く経験させてもらいました。
広告の作成も担当しましたが、センスもなく、パソコンの扱いも下手で、私はひどかったです。また、見出しや文章など、何度も書き直して苦労しました。
それ以外にも集客に取り組んでいました。
まず、ポスティング。それまで、全くしたことのなかった私ですが、一からやり方を教わりました。それは、今でも大いに生きています。配り方により、反応率も変わります。また、データを残して検証することも身につきました。
門配もしました。中学校が近くにあり、入学式の終わりにチラシをパッケージにして渡します。C塾は認知度が高いこともあり、新中1はそれで多く入塾がありました。また、通学路で、チラシを配ることもしました。数多く、色々な場所で配ります。
配り方についても、多くを学びます。声のかけ方、渡し方など。一つ一つの集客について、やり方をつめていく。間違ったやり方をすると、効果が激減します。細部にこだわり、精度を高めることを学びます。
細かいことを積み重ねて集客につながる
さらに、当時はまだまだ多くなかったホームページにも取り組みます。原稿を書きましたが、何度もダメ出しをもらい直します。文章はまだいいのですが、デザインなど苦手で苦労します。
ブログも書きました。当時は、わざとゆるい感じの文と、塾の告知でした。
教室の窓に貼る掲示、教室内の掲示、のぼりなど詳細に気を配ります。また、保護者懇談も営業の仕方を叩きこまれます。今でしたら、ネットで情報を手に入れて、研究することができます。いいところを真似するといいです。
※ 私は仕事ができず、多大な迷惑をC塾にかけてしまいます。今、その時の経験が、本当に役に立っています。
そして、当然ですが、成績をかなり出していました。授業などの指導は、システムとして整備され、県立高校の上位校を目指す一斉塾としてのブランドができています。それに加えて、集客に対して企業的に取り組みます。
広告だけなど単体での集客ではなく、様々なことを積みかさねて、集客につなげています。ですから、現在でも教室を増やして、変わらず一斉塾のスタイルで健在です。
指導方法も、公立小中の上位から中位対象の一斉授業でシンプルです。多くの塾が、あれこれ手を出して、足していきます。ムダをそぎ落として、ひき算でストレートで安心感があります。
C塾の高校部
私は、高校部の責任者として入ります。まだ、できたばかりで人数も少なく、これから発展させていく段階でした。
高校部は、1対2の個別指導でした。そこから、試行錯誤を重ねて、少人数の一斉授業や、巡回式の演習などを取り入れます。
集客にはかなり苦労します。
最初の2年間は、国公立大学に合格するのが1人とか、成績がふるわず20人程度でした。言い訳になりますが、当時は塾は中3までで、高校生が塾に行くのは少なかったです。なかなか高校生に来てもらうのが、大変でした。
結局、まともな集客もできず、生徒数も低迷します。力を全く発揮できなかった私は、退職せざるを得なくなります。全て私の無能のせいです。
最後の年は、7割以上現役で国公立大学に合格して、何とかできました。また、多くの中3生が、高校部に残ります。中3から高1への継続率を高めるのは、大きな課題です。集客は外向けだけでなく、内部に対する働きかけも重要です。
C塾から得る集客
やはり、紹介や口コミが塾はメインです。いつまでも集客に頼っていては、生徒数は増えませんし、塾も維持できません。
しかし、集客をしないのは論外です。いい授業をして、成績を上げて、合格実績を出せば、自然と生徒は増える。そうやってふんぞり返ると、時代から取り残されてすたれていきます。
様々な集客は、集客だけが目的でなく、塾を外向けに発信することです。どんなに小さい個人塾でも、内輪だけで完結では滅びます。塾という狭い空間にとどまらず、外に向かわないと人は集まりません。
その手法は様々です。塾では、まだ新聞折り込みも有効ですし、ポスティングも効果的です。しかし、今の時代、ホームページはやはり必要ですし、SNSで発信することも必要になるでしょう。それぞれが単体でなく、複合して合わさり、集客につながると思います。
※ 偉そうなことを言っていますが、すべてC塾で学んだことです。当時の無礼をわび、感謝致します。塾は閉鎖的になりがちですが、外部の世界に触れて勉強することが大切だと知ります。

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