塾の将来③

今回は「塾の将来③」です。

これから数年先、あるいはその先は、塾はどうなるのでしょうか。

※ あくまでも個人的な予想です。

塾は衰退する?

塾自体がなくなることは、現実的とは言えません。それこそ国の規制が入らない限り、なくなることはないでしょう。

個人的には、大事な子供たちの教育に関することで、何の規制もなく自由に誰でもできるのは問題だとは思います。そう考える人がいて、法律から変える可能性もゼロではないです。

ただ、その規制なく自由にできることが、塾全体の首を絞めることもあります。数年先の極端な少子化と、今後ますます塾が乱立することで、少ないパイの取り合いになります。

今までは、「そこそこの」生徒数でも、どうにか生き残った塾がいよいよ厳しくなるでしょう。そして、旧態依然として、時代遅れ感のある塾ですが、さすがにそこに固執すると、多くの塾がもたないと思われます。

かなりの塾が、一気に立ち行かなくなるような予感がします。それが、少子化が一気に進む数年後を境に起こるかもしれません。

「塾」が死語になる?

今や世界でも通じる「juku」ですが、近い将来死語になるかもしれません。「学習サポート」のように名前も変わり、オンライン、AI、学習管理、学習アプリ、授業動画などに飲み込まれるのでは。

わざわざ塾まで通って、偶発的に会う人たちと、塾による様々な指導に合わせて、勉強する?

そんな非効率的な、前時代的なことをまだしているの?という声が聞かれそうです。

通塾する必要ある?

それは極端な話ですが、全員が通塾しなくても、指導に支障がないところまで、技術は進化すると思います。そして、一気に普及するのではないでしょうか。ここ2年程度で、オンラインが一気に広まったように。

多くの学生が塾に通い、その人たちの子供に世代が変わります。かつて、塾に通ってきた人たちが、塾にどういう印象を持っているでしょうか。負担に感じなかったでしょうか。

さらに、塾で指導してきた講師も、高齢化が進みます。以前なら、40歳以上の講師は、各塾で敬遠されてきました。しかし、人手不足もあり、また引き続き講師を続けるので、高齢の方の割合が大きくなります。私自身もそうです。

今まで通り、精力的に一斉授業を中心に、生徒を集めて引っ張っていくスタイルはどうでしょうか。私を含め、昔のイメージを引きずります。対面でないと、管理できないと固執します。

しかし、いずれ若い人たちに代は変わり、以前の塾とは別の形を作るのではないでしょうか。それは、どちらがいいかではなく、そういう時代の流れだと思います。

いまだに、生徒を叱りつけて、厳しくしないといけないという考えは根強いです。それも、正しいかどうかが問題ではなく、今の時代ではパワハラになります。

塾は「勉強するところ」

一斉や個別や両方の融合だの、指導を複雑化して、生徒や保護者を遠ざけているようにも感じます。様々な形式の塾がありすぎて、単純に分かりにくい。

対面かオンラインか、自習型か、超管理型かさらに複雑になり、それらが混在しています。いずれそれらは、淘汰されるのでは。どれか一つになるというよりは、もう旧態依然とした塾はいいとなりかねません。

塾は、単純に「勉強するところ」です。保護者のニーズは、「しっかり勉強する」「よく見てもらえる」「成績が良くなる、志望校に合格する」です。

あれこれ足すくらいなら、「塾は勉強する」に原点回帰した方が、逆に新しいかもしれません。実は、それが塾の未来像かもしれません。

対面、オンライン問わず、場所や同席の人も関係なく、その時間に勉強する形。それは、一斉や個別とかの枠にこだわりません。技術の進化もあいまり、ただ同時に勉強するシンプルな指導や管理が目に浮かびます。