今回は「化学の勉強①」です。
当塾の「高校数学化学専門…」を見て、そういえば、化学について、ブログで取りあげていないなと気づきました。
当塾では、化学でのお問い合わせ、化学の受講も増えてきました。なかなか、化学が難しくて、一人でできないと聞きます。そして、塾ですると、一定の成果が出やすいのも化学です。
化学は、勉強の要領のよさ、効率よく勉強することで、大きな差が生まれます。勉強に対して、柔軟に対応できる人は、化学とうまく付き合い、得意教科にします。そして、入試でも武器になります。
※ ただ、共通テストがやや難しく、記述よりも苦戦するケースが多いです。それは、またとりあげていく予定です。
どこまで覚えるか
化学は、大きく分けて「理論」の計算系と、「無機」「有機」の覚える系に分かれます。その2つの面があり、苦しむケースが多く見られます。
まず、無機化合物や有機化合物の覚える系。(理論でも覚えることは多くあります)
専門的で、細かいところまで覚えようとすると、きりがありません。受験生は、他にも多くの教科を抱えて、化学だけをするわけにはいきません。
その覚えるべき範囲はどこまで?
教科書?参考書?
基本的には、教科書の内容にはなります。ただし、教科書は意外と細かく、また、教科書で勉強しようとすると、わかりにくいです。個人的には。
私は、「理解しやすい化学」(文英堂) をベースにしているのですが、非常にシンプルで見やすいです。国公立大学の記述入試でも、これをマスターすれば、合格点は取れるという印象です。
※ 個人的な好みと感覚です。
例えば…
学生時代、同級生が、周期表の元素をすべて覚えていました。
全部覚える必要ありません。「水平リーベ…」で20番まで。あとは、ハロゲン、貴ガスなど縦に覚えればいいです。その同級生は、化学はできていなかったです。
理論は理解
理論については、原理原則を理解すべきです。問題演習を積み重ねる前の、各単元の理論を深く考えて、理解します。そして、頭の中で体系立てることをしないと、恐ろしく効率が悪くなります。
例えば…
2種類の気体をある部屋に入れます。
そのとき、2種類の気体は、お互いにぶつからず、じゃませすに、部屋中にまんべんなく広がります。
2つの気体が、部屋を分け合うのではありません。すなわち、1つの気体だけが、部屋に入るのと同じ状況で、広がり、部屋の壁を押します(圧力)。
分子はおそろしく小さいので、部屋の空間はすかすかで、お互いの気体がそれぞれ部屋に入ります。
と、こういった根本的な考えも、実はよくわかっていない場合が多いです。そうなると、分からないまま問題演習をして、余計に分からなくなることもあります。
※ 問題を解いて、そこで理解することも当然あります。
まず、すべきこと
化学の受験勉強を始める。基礎からやり直すとき、何をすればいいでしょうか。
それは…次回以降ともったいぶります。
一応タイトルだけ…「化学基礎、化学反応式」です。