今回は「考えろ」です。
当ブログで、勉強の仕方や、覚え方や、ミスを減らす方法などを取り上げています。そして、様々なことで最終的にいきつくのが「考える」ことです。
「なぜそうなるのか」「違いは何か」「この計算は合っているのか」「この問題は何を聞いているのか」「どう答えればいいのか」「どう覚えればいいのか」…頭を働かせて、考えることが大切です。
考えない。すわわち、頭の中を真っ白にして(楽をして)、取り組む。それは作業でしかありません。「授業中、ノートを必死でとる」「教科書や参考書をノートにそのまままとめる」「数字だけ見て、機械的に式をつくる」「何度も書いて覚えようとする」…など
その瞬間に考える
新しいことを学ぶ。
覚えようとする。
問題を解く。
そのそれぞれの瞬間に、「考える」ことができるか。その積み重ねで、大きな差が生まれます。しかし、一々考えることは、疲れるし、面倒です。ですから、そこから逃げて、楽して勉強をしようとしますが、それではなかなか身につきません。
考えることで、理解する、覚える、解けるようになる
覚える時
なぜそうなのか考える。
また、似たようなこと、関連することと比べて、その違いを考える。
さらに、その単元全体でどういう体系になるか、つながりを考える。
英単語を覚える時も
このつづりの時はこう発音すると結びつけて考える。
など、考えながら覚えることで、身につきやすく、忘れにくくなります。
算数、数学を解くときも
式を作る、計算をする。全ての瞬間に、絶えず考え続けます。計算をして、答えが出るたびに、それは合っているのか考えます。
算数、数学の問題でミスをするとき、答えを求める最後で間違うことが多いです。
それは、勢いに乗って、答えまで一気に解き進めるからです。集中しているようで、視野が狭くなり、考えていません。
考えることで、学力もつく、能力も上がる
考えるとき、ことばを使います。勉強は大部分が「ことば」で支えられています。ことばを操り、考えることができるかが学力です。
ですから、常に、いかなる場面でも、「考える」ことができるかで、大きく差がつきます。考えることで、自ら頭を使い、能力を高めます。
もちろん、生まれ持っての能力もあります。しかし、幼少期からの「考える」ことの積み重ねにより、とてつもない差がつきます。
よく逆転合格や、短期間で成績が急上昇という事例を聞きます。
それは、本人が追い詰められて、頭をフル回転して、考えて勉強に取り組むからです。その時、瞬間瞬間で、考えることをできなければ、成果は上がらないでしょう。