今回は「厳しい塾①」です。
当塾に体験授業で来られた方の中学生のお子さんが、現在通っている塾に行くのが嫌だと聞きました。
厳しい塾?
詳細は分かりませんし、事情も分かりません。ただ、かなり厳しい塾のようです。例えば、その塾で使っている教材は、かなり冊数がありました。そして、塾で解く量に加え、かなりの宿題も出されているようです。
ただ、「厳しい」が、勉強がきついのか、指導が厳しいのかは分かりません。
そして、塾で真剣に勉強をする時に、厳しいのは当然です。易しく、優しく、ぬるい勉強では力がつきません。
昔からあるスパルタ塾は、減りましたが今でも多くあります。そして、保護者の信頼を得ています。
しかし、一方、時代も変わりました。そういった指導は、パワハラと断罪されがちです。
そして、「楽しく」勉強、「一人一人に寄り添う」指導といった名目を看板に掲げる塾が増えたと思います。
私自身が、生徒に対して「甘い」と常々考えて、厳しくあろうとしてきました。この「厳しさ」とは何なのか。それをきちんと考えるべきだと感じました。
厳しさは必要?
特に、中学生の指導をするとき、一番は管理です。甘やかすと、中学生はさぼり勉強しません。
優しくして、一人一人によりそい、ほめながらやる気を出す。それは否定しませんし、厳しさに加えて必要です。
しかし、現実問題として、厳しく管理は絶対に必要です。ただ、その方法が時代とともに変わったか、緩和されたかはあると思います。
「叱る」と「怒鳴る」の違い。強制的な圧力はだめ。厳しい口調、威圧感はだめ。など色々議論はあると思います。
昔ながらのスパルタ塾が減ったのは、事実です。
それは、一斉塾の減少ともリンクしています。これが、個別指導になると、全体を管理して、厳しく指導がしにくくなります。いや、別のやり方になります。
生徒が通うのを嫌がるのはどう?
また、次の機会で、「厳しさ」を詳しく取り上げます。今回は、この生徒さんが「塾に通うのが嫌だ、行きたくない」と考える点です。
それを聞いて、よほど嫌がっているという印象を受けました。それはなぜか。生徒さんが受ける印象が「きつい」でしょうか。
瞬間的に、塾の先生が厳しく言っているのでは?と想像しました。「まじめに勉強しろ」「私語をするな」「宿題をしてこい」など。これは、当たり前のことで、全員がそうではありません。
そして、他方では、私自身が甘いのではないかと感じます。ここで、当塾で優しく指導したら、こちらに移るかもしれません。しかし、果たしてそれでいいのか。
勉強をスポーツと同じに考えるのは、乱暴な考えですが、これを柔道や剣道、空手などと置き換えるとどうでしょうか。練習やけいこに行くのは辛いですね。それを、練習やけいこが楽では、成立しません。
これは、勉強にも言えることです。世間のパワハラだめ、厳しい指導だめという風潮に流されているのではないか。
そして、その塾は、実際にたくさん生徒さんを集めていて、地域に支持されています。できてまだ1年の当塾とは違います。
もっとも、当塾も、中学生は3時間勉強で、生徒さんがきついと保護者の方から聞きます。
また、去年の夏に、中1生に英単語を覚えてもらいましたが、家では嫌だ嫌だと言っていたそうです。そのおかげで、今は英語がしっかりしています。
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厳しい塾②
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