化学の勉強⑥ 気体の溶解

今回は「化学の勉強⑥ 気体の溶解」です。

この単元に限ったことではないですが…

・なぜそうなるかを想像して理解する。

・用語を正確に覚える。

・公式の文字や単位を細かくおさえる。

基本ですが、おろそかにせず精度を高めて下さい。上位にいくほど必要不可欠なことです。

気体の溶解

まず、気体は温度が高くなるほど、溶けにくくなります。

これは、温度が高くなると、水の中の気体分子が暴れて、水から飛び出そうとするからです。

例えば、炭酸水はぬるくなると気が抜けます。二酸化炭素がとけなくなり、逃げていきます。

このように、「なぜそうなるのか」「具体的な現象」をおさえましょう。

※ 個体の溶解度は、温度が上がると大きくなります。それはなぜ? これは、化学平衡がからんできます。

また、食塩はなぜ温度により、溶解度が変わらない?

疑問があれば、スマホで調べましょう。

ヘンリーの法則

気体は圧力が大きいほど、たくさん溶けます。

水に、ぐっと押し込むと、気体が中に入っていくというイメージです。

圧力に比例しますが、比例するのは質量[g] 、物質量[mol]です。しかし、体積[L] は比例するとは限りません。

その気体の圧力下では、とける体積は変わりません。圧力を2倍にすると、体積は1/2になるからです(ボイルの法則)。このことは、きっちり理解しましょう。

希薄溶液の性質

水に何かを溶かして、溶液にします。

そのとき、蒸気圧は下がります。気体が溶液から外に飛び出そうと、押す力が蒸気圧です。しかし、大気圧によっておさえつけられます。

それが、溶液になると、とけている粒がじゃまをして、気体が外に出られません。よって、蒸気圧が下がります。

さらに、これを蒸発させるには、いつもより高い温度が必要です。その結果、沸点が上昇します。食塩水の沸点は、100℃よりも高くなります。

また、溶液の凝固点は下がります。液体が個体に固まろうとするとき、粒がじゃまになります。より低い温度が必要です。

食塩水の場合、飽和溶液だと-21℃にまで下がります。

まとめると…溶液になると

蒸気圧降下→蒸気圧が下がる。沸点上昇→沸点が上がる。凝固点降下→凝固点が下がる。

用語がそのまま現象を表します。

そして、沸点上昇度・凝固点降下度の公式が以下になります。文字と単位を正確におさえましょう。特にm。質量モル濃度は、溶媒(水)1kgあたりの溶質のmol です。

※ モル濃度は、溶液1Lあたりの溶質のmolです。違いをおさえましょう。

頻出問題

※ 特に電解質は要注意です。イオンに電離して、粒の数が増えます。問題を解くときに忘れがちです。👇の⑫のような問題で注意しましょう。

ヘンリーの法則の問題は、上の⑪のパターンが定番です。

圧力だけでなく、水の体積にも注意します。水が2倍あれば、2倍溶けます。さらに、分圧はモル分率に比例します。

また、⑬の問題で、分子量Мを求めるときも、⊿t=Km の公式を使います。

ここは、問題はそれほど難しくないのですが、きちんと理解しておきましょう。