今回は「塾に通ってもできない②」です。
前回の続きで、いよいよ言いにくいところまで突っ込みます。それは、私自身の力量のなさをさらけ出すことにもなります。
また、多くの塾では、成果がそれほど出せていないことも示しています。だからこそ、多くの塾が乱立しています。
それは、現実問題として、致し方ない面もあります。
※ 塾が、子供たちの教育を支えている存在であることは間違いありません。あくまでも、私個人の狭い考えです。
目次
できないいいわけ
あえて「いいわけ」と言います。それが現実だとしても、塾で指導している立場で、口にするのははばかれます。
1 塾で成績を維持できている
塾に来ているから、成績が下がらず、維持できている。
もし、塾に行かなかったら、もっとできなかった。あるいは、塾をやめたら、成績が下がる。
これは、まぎれもない現実です。多くの生徒にあてはまります。
しかし、塾側がそれを口にするのはどうかと思います。私も、そのように言ったことはないです。
なぜならば、他の塾に行った方が、上がるかもしれないからです。
あるいは、塾に通っているから成績が上がらないこともあります。ある程度自分で勉強できる場合は、塾が弊害になっている可能性もあります。
数多くの塾があり、その塾がぴったり合う確率はかなり低いでしょう。
2 学力不足、地力がない、読解力が弱い
これも現実です。
勉強量を積めば、成績がどんどん上がり、上位に食い込めるとは限りません。
最上位層の学力を目の前にすると、平均的な生徒が勝てるとは思えません。そもそも、勉強量でも、大きな差があります。
※ ただし、現地点で勉強を怠けていても、勉強して能力が開花することはいくらでもあります。
私自身は、この辺のところはシビアに言及します。残念ながら、勉強の能力の差は歴然とあります。
力をつけるには時間がかかります。本人の現状を見て、状況を説明して、塾でできることを提案します。
塾で勉強をして、学力そのものをつけます。地力をつけます。問題演習を積んで、読解力をつけます。
成績を上げるのが塾の仕事なのは当然ですが、そうやって力をつけていくのも塾です。そこに軸を置いて、目先の成績に左右されないのも正しい考えです。
3 家で勉強しない、自分の勉強をしない
成績が上がらない理由で、もっとも多いのがこれです。
家で勉強しない。テスト前に、テスト勉強をしない。それで成績が上がるわけありません。
塾だけの勉強ではダメです。たかだか、週1日、週2日で2~3時間程度の勉強では上がりません。
定期テストは、学校のワークやノート、教科書をしっかり勉強すればできます。
あれ?何かおかしくないですか?
じゃあ塾は何?
塾は勉強をする手助け、プラスアルファ…潤滑油、という考えは正しいです。ただ、それに月何万もかけて、時間を割いて通う意味はあるのでしょうか?
私も、若い時は、家で勉強してくださいと普通に言っていました。しかし、今は言いません。その家での学習も含めて、管理を塾が担う?
そして、家で勉強するのを塾で、引き受けて対応する。という形の塾も増えてきました。
※ ただ、長時間学習や大量の宿題など、ブラックで時代に合わない感じです。短い時間で、負荷をかけず楽しくという塾が多いです。しかし、そういう塾の方が、成績が上がることも普通によくあります。
できない理由
塾に通ってもできない理由は、当然ですが、塾側にも大きくあります。以下の点で、塾が突っこんで指導ができていません。
いえ、そこまで塾がする必要がないという判断は、各塾にもあります。塾により、指導形態や指導の方針、理念など様々です。
1 負荷がかかっていない
単純に、勉強量が足りていない。
これが一番です。ほとんどが、足りていません。
先程の、「家での勉強」も含めて、塾での学習・宿題などひっくるめて、学習時間を確保できているのか。
また、厳しく指導できているのか。ここでも、大きく分かれます。
宿題をしてこない、覚えてこないをなあなあにする。塾での学習もゆるい…という塾はいくらでもあります。
※ 各塾の方針なので、否定はしません。わざとゆるくして、塾に通いやすい空気をつくる。勉強を強制ではなく、自ら楽しく学ぶ。それも、立派な方針です。皮肉ではありません。
また、同じ時間であっても、塾の雰囲気により大きく変わります。緊張感がある、静かで集中できるなど、学習環境も重要です。
2 指導の仕方がずれている
生徒の学力や性格、現状に合った指導なのか。これは、かなり難しいです。個別指導でも、生徒一人一人に合わせることは至難の業です。
それに、合わせすぎても力はつきません。あるいは、本人のペースに委ねてしまうと、演習量を積めません。
その誤差をできるだけ小さくして、伸ばす方向に向かわせる。それがずれてしまうと、通っても効果がありません。
一斉指導だろうが、個別指導だろうが、講師・教室長の采配により、大きく変わります。
3 成績管理ができていない
そして、責任者が、各生徒の成績を管理できているか。成績を把握するのは当然で、それに対してどう指導して伸ばすか。
簡単にいうと、放置していないかどうか。
責任者自身が指導するとは限りません。他の講師が指導する場合、指示を正確に出せるか。一講師の場合は、成績まで考えて、広い視野で指導は難しいです。
塾の場合、その教室の責任者によるところが大きいです。
今後どうする?
さて、塾に通ってもできるようにならない場合、今後どうするべきでしょうか。
1 現状を把握して、塾を続ける
成績が上がらないが、今の塾を続けます。その学習状況を、責任者に聞いて、把握する必要があります。
各科目がどうなのか。勉強が足りていないのか。家での勉強を指示するか、塾で強制的に学習させるか。など、今後の方針も確認した上で継続します。
中学生の場合、本人のやる気にかなり左右されます。成績が上がらないのがなぜか話をする。本人はどうしたいのか確認する。
それで、継続すると改善は十分されます。
2 塾を続けた上で、勉強するようにする
塾での学習を続けて、塾とは別に方策をとります。単純に、学習時間を増やします。テスト前に勉強します。それだけです。
先程もいいましたように、ほとんどが学習時間が足りません。多くは、家で勉強していません。継続しません。だから、定着しません。
また、しているつもりでも、圧倒的にしてません。
塾での学習は、全くの無意味ではありません。各単元を学習して、身につくことも多いです。多くは、学習の土台を作っています。そこに、積み上げていかなければいけません。
3 塾を変える
ということで、転塾に戻るのですが、塾を変えることも当然の方法です。
今、塾は数多くあり様々です。一つの塾に縛られる必要はありません。
個別指導塾で補充する。より力をつけるために、大手塾に移る。その状況に応じて、塾を変えることも必要です。
それは、当塾にも降りかかってきます。私自身、なかなか成果が出ないなら、他塾への移籍も提案します。こういうタイプの塾がいいのではないかと。
塾をころころ変えるのは良くないですが、一つの有効な方法です。
