わかりやすい①

今回は「わかりやすい①」です。

塾を評価していただくときに、よく聞くことばが「わかりやすい」です。

塾にとって、この「わかりやすい」は諸刃の剣だと感じます。武器になりますが、そこにあぐらをかくと堕落します。

塾がわかりやすいのは当たり前ですが、それは、最低限度の評価です。問題はそこから先で、わかりやすいことが害悪になりかねません。

そして、塾の差別化を計るには、このわかりやすさから脱却しなければなりません。

すなわち、「できる」ようにできるかどうかです。

塾がわかりやすいのは当然?

塾が分かりやすいのは当然で、最低限のことだと思います。

わかりにくいのに、わざわざお金を払う?

そして、よく聞くのが「学校よりわかりやすい」です。これは、塾の講師が、学校の先生より優れているからではありません。

学校では、各単元をくまなく授業するのに対して、塾ではダイジェストでポイントをしぼり指導します。ストレートでわかりやすい傾向はあります。

わかりやすく説明するのは簡単

極端なことを言えば、難しいことを簡単に説明する。余計な説明をはさまない。そうすれば、だれでもわかりやすい説明ができます。

例えば、数学や算数、理科で難しい問題があったとします。その時、その問題をどう説明するか。難しすぎるなら、別に解く必要すらありません。そこをうまく、端折ることもできます。

それを、全部説明して、長く解説すると、かえってわかりにくいことが多いです。シンプルに、こうだからこうと簡潔に結論を言えば、わかりやすいとなります。

また、各教科の単元の導入の授業でも、どこまでするかで印象は変わります。全部一々説明すると、わかりづらくなります。丁寧な説明は、往々にして、講師の自己満足です。

塾の講師でも、説明が分かりにくい人は大勢います。その人たちの共通点は、難しいことを延々と長く説明することです。

まあ、単純に力量不足で、そもそも何言ってるか分からない人も、やまほどいますが。

説明は短く、生徒に考えさせる。生徒に解かせる。それが、塾の「わかりやすい」の次の段階です。もっとも、これは初歩的なことですが。

塾でわかりやすい=感動を与える

塾に対する印象として、わかりやすい!!という感動は与えるべきです。

塾がわかりやすいのは当たり前ですが、そのわかりやすさの度合いは、塾により大きく差があります。

例えば、体験授業を受けた生徒に、授業がわかりやすいとならないと、入塾につながりません。それを「魅せる」ことも、当然必要です。

そして、わかると、勉強をしようという意欲も出ます。習うことに、興味もわきます。次の「できる」に進みやすくなります。

 

今回は、ここまでです。この「わかりやすさ」で止まり、満足してしまう塾も多くあります。それは、決して悪いことではありません。そこから先は、様々なアプローチがあります。

次回は、「わかりやすさ」からの脱却編に進みたいと思います。