今回は「中学生の成績を上げる②」です。
中3生、数名と個別に話をしました。
塾で実施した県模試と、学校の実力テストの結果を合わせて話します。
志望高校の確認、現在の位置、これからの勉強について。
家での受験勉強
塾は、平日に3日ありますので、主に土日にどういう勉強をしているか聞きます。
多くは、問題集を使って勉強します。今回は、松山南、北高など県立を目指す生徒が多く、同じような勉強のしかたをしています。
失礼な言い方ですが、意外と考えてしっかり勉強をしています。もちろん、私からも普段から言っています。
塾から、受験勉強について
塾側から言ったのは、まず塾でしたテスト形式の実践演習の復習です。最終的には、入試レベルのテストでできなければ、合格はできません。
当面、目の前の久米中、桑原中の実力テスト(10月)がターゲットです。
塾で、実戦演習を週に5教科を1回ずつします。授業でしきれなければ、土日に宿題になります。そして、解いた分は土日に復習しましょう。
学校の実力テストのために勉強するわけではないですが、目標として設定して目指しやすいです。中間テストがないこともあり、集中しやすくもあります。
ですから、塾でも、何週にもわたって、実践演習を積みます。
しかし、実践だけではいけません。多くの生徒は…いや、全員基礎から身についていません。
ですから、特に理科と社会は、基本から見直して勉強することを提案します。もちろん、それは個人により違います。
例えば、歴史なら、教科書の年表をまとめて覚えていく。理科では、教科書の単元ごとにまとめてある重要語句からやり直すなど。
模試で、20点前後(50点満点中)までは、本当に基礎からやり直す段階です。
2学期にすべきこと
実戦→実力テスト→入試と触れましたが、2学期にすべきことは評定を上げることです。
全員ではありません。
志望高校で、評定は十分足りている生徒もいます。
生徒により違いますが、志望校まで評定が足りない、あと少しというケースもあります。2学期の成績が中3の成績になりますので、5段階評定を少しでも上げておくべきです。
そのためにすべきことは、私から話していきました。
期末テストだけでなく、学校の普段の確認テスト、提出、発表などさぼらない。ワークの提出は早めに仕上げる、きちんと解いて訂正するなど。
中学生の成績を上げるためには
ということで、今回は中3生でしたが、生徒と話して、すべきことを共有する大切さを感じます。
これまでは、塾でガンガン勉強して、そのままテスト、入試まで…という感じでした。もちろん、生徒に声をかける、保護者懇談など随時行っています。
しかし、これからは、それだけでは「動かない」と感じます。
自宅学習までガチガチに管理する気はないのですが、「知っておく」「はたらきかける」と、揺り動かしていきます。
中3生は、まだ受験という目標があり、自覚をもって勉強している生徒が多いです。模試や学校のテストなどで、志望高校と現在地点も分かり、何をすべきかが見えやすいです。
しかし、これから入試まで長く、精神的にきつい時期です。塾が伴走し、時にはけん引していく。
その結果、成績が上がり、志望校に合格できるようにします。