自習と指導の違い③

今回は「自習と指導の違い③」です。

当塾は、小中学生は演習中心の指導です。演習では主にワークやプリントを解くのですが、自習と変わらないと受け取れられかねないケースもあります。

前回、前々回では、自立学習、自律学習をとりあげました。それらの指導では、やり方を間違えると、より自習だという印象を与えます。

そして、その自習。自習室や自習の塾も増えてきています。

自習室、塾での自習

私が勤めていた塾でも、高校生の自習室利用がありました。月額2000円程度で、使い放題でした。

高校生の自習室の需要は、結構あります。

ただ、中学生の自習は難しいです。管理者がいないと、中学生は私語が多いなど、うるさくなる傾向があります。実際に苦情が出ます。

多くの塾が自習ペースを解放する形ですが、自習室のみもあります。

また、塾生なら、無料で自習室はいつでも使えるという形も一般的です。

また、塾に来させて勉強させる目的で、指導の一環で自習を利用することもあります。

例えば、中学生の定期テスト対策の直前に、塾に呼んでテスト勉強をさせる。家での学習を、塾での自習に置き換えます。

自習室+α

さらに、自習室だけでなく、そこにオプションとして、指導を入れる形もありそうです。

特に、質問対応。数学や物理化学で特にニーズがありそうです。ただ、その場合には、質問対応できる講師が必要になります。

人件費もかかるので、利用料も上がります。

また、学習管理をする、一部授業をするなども考えられます。

高校生の場合、授業メインよりも、自習メインの方がよさそうな気がします。

指導と自習を分ける

演習で指導の場合、

生徒が解く→講師が丸つけ→訂正の手順になります。

たまにですが、生徒に丸つけから訂正までしてもらうこともあります。これは、生徒の人数が多いとき、私一人ではさばききれない時です。

主に理科や社会など、答えを見ればわかるものですが、英語のワークでもあります。

しかし、これは手抜き感があり、自習と同じと思われかねません。

私の本音は、塾講師が余計な説明をせず、生徒自身が訂正すればいいです。ほとんどは解答を見れば分かります。

理解から定着までの一番大事な過程を、塾が肩代わりしても力はつきません。ただ、それなら塾は必要ないとも言えます。

講師が丸つけが分かれ目

基本は、講師が丸つけします。

ここが指導と自習を分ける境目と、私は線引きをしています。ですから、生徒自身が丸つけは、指導ではなく放置で、指導の体制を見直すべきです。

講師が丸つけのあとの訂正は、生徒が自分で直しても、特に違和感はないと思います。

ちなみに、私は、丸つけして、必要最小限の解説を入れます。そのあとの訂正は、生徒に自力で直させるか、解答を貸して生徒自身が訂正をします。

その訂正を、私の目の前でするのも一つポイントです。または、人が多い場合は、私の近くの席で直します。

演習の内容、進度の管理

指導では、生徒の演習内容を決めて、進度を管理します。

これも当然です。

※  自律学習では、生徒自身が学習カリキュラムを決める…でした。

生徒がしたいことを各自が勉強すれば、それをチェックして指導しても、自習感が強いです。分からないところを聞きに行く形も、それと同じことです。

演習するところをきっちり指示する。そして、どれくらい進んでいるか、理解度を確認して、管理することで指導になります。

私は、中学生は、学年ごとにその日にする大まかな内容を決めて、そこから生徒個人によりふり分けます。

理解度も進度も違うので、一律にはできません。しかし、全体で同じ単元・内容を学習することで、より指導感を出します。