塾講師の高齢化

塾講師の高齢化

今回は「塾講師の高齢化」です。

私自身、50歳を越えて塾の仕事に携わっています。

しかし、若い時はこの年まで塾で働いているとは思いませんでした。現に40歳前に一度塾の仕事から離れています。

※  今回の記事は塾講師の高齢の方を批判するものではありません。

塾講師35歳説

今から20数年以上も前ですが、塾講師は35歳までという話を聞いたことがあります。

当時は塾といえば一斉授業が主流で、非常に体力を使います。また、生徒と年齢が離れると共感性が減ります。

実際に講師を採用する場合、若い人が求められていました。30歳まで、いって35歳までが多かったです。

※  今は労働基準法で年齢制限は規制されています。

ですから、35歳を過ぎて、40歳、50歳で塾で働く場合は、教室長など管理に回るか。あるいは、塾を開業して塾長になるか。

その当時は、私も含めて塾講師は皆若かったです。

…そして、時が流れます。

私も含めて塾講師も年をとります。そして、塾で働き続けます。さらに、塾も様変わりします。

体力を使う一斉指導は減り、個別指導が多くなりました。管理や指導で、多くの中高年の方が働ける環境ができてきたとも言えます。

また、塾講師は人手不足で、年齢に関係なく働ける場が多くあります。

塾講師35歳説は、かなり狭い範囲で言われていた都市伝説なんでしょう。そんなバカな話聞いたことないと怒られたこともあります。

中高年講師は嫌われる?

これは私自身のことです。

下手に経験を積んだ年寄りの塾講師は、癖が強く偏屈で我が強く扱いづらいです。

これまで年下の塾長や教室長が多かったのですが、私はうっとうしかったと思います。

本当に申し訳ありません。

もちろん、いい人もいますが、中高年の講師はできるだけ採用しない方が…失礼。例えば、私を雇うのはやめた方がいいです。超面倒くさいです。

私だけでなく、塾歴何十年というかたは、ちょっとおかしい…失礼しました。やめておきます。

高齢者講師が活躍

さて、私も若くはないので、いつまで塾で働けるのだろうと思います。

塾がつぶれない限りは、永久に働けるとも言えます。実際に、60歳、70歳を越えてもバリバリ現役でされている方もいます。

さきほど塾講師35歳説を真に受けたわけではありませんが、私は40歳前で一度塾の仕事をやめます。

その後、塾で働くのですが、再就職はかなり厳しいと覚悟します。

しかし、実際にはほとんど苦労しませんでした。というのも、塾は人手不足で中高年でも採用されると、状況が変わったからです。

40歳前、40歳過ぎても、就職活動では1件目か2件目ですぐに採用されます。

私がすごいと天狗になりましたが、周りの講師を見ると…年齢高い人が多く、だれでも…失礼しました。

日本の高齢化にともない、塾講師も超高齢化をむかえるのでしょうか。

個別指導や少人数指導だと、高齢者も活躍できる場が多いと思います。

いい面もあると思います。

例えば、若いときよりも今の方が、生徒や保護者に信頼を得られやすい気がします。生徒も仕方ないなと言うこと聞いてくれます。年の功でしょうか。