今回は「高校数学~本質を見抜く」です。
高校数学で力をつけるにはどうすればいいでしょうか。
偏差値でいうと70を常に超える高いレベルになると、何が違うのでしょうか。
問題を解くだけでは力はつかない
数学の勉強は「問題を解く」のが一般的です。
それは正しい勉強です。
しかし、解くだけでは力はつきません。
問題集を2周しようが3周しようが、いわゆる「参考書ルート」「全単元網羅」をたどっても効果がうすい時があります。
それは、本質をつかんでいないからです。別の言い方をすると、ポイントをおさえていない。
さらに付け加えると、一つ一つの理解が弱いです。
問題を解き、機械的に訂正するだけで、思考が停止して作業になります。
問題の本質を見抜く
数学の問題を解こうとします。
問題を読んで解き方を考えます。その時に、この問題のポイントはここだと見抜く癖をつけます。それができないと、自力では解けません。
分からなければ解説を読むのですが、そこからポイントを考えます。
また、それぞれの過程で、なぜそうなるのかを考えます。
ただの公式や解き方にとどめません。そこを突っ込んで考えて、理解しないと、問題を解けるようになりません。
塾での解説
塾で解説する場合、私は「この問題のポイントはここ」だと言います。
解く前に言うこともあれば、解説の後に言うこともあります。
これがへたな解説だと、解説の通り読んで終わります。途中でなぜそうなるかの理解を入れることも大事です。
その問題がその場でわかればいいわけではありません。次に「自力で」解けるための解説が大事です。
例題
ここまでは漠然としているので、具体的に問題を取りあげます。
いわゆる絶対不等式の問題です。
※ 〇〇問題と名前をつけると、記憶に残り定着しやすいです。
(解) のように、=0にして判別式がマイナスとしても、本質はつかんでいません。
そうやって解くのかで終わり、次は解けないでしょう。
この問題のポイントは…
不等式をグラフで考えること。そして、常にプラスになる⇒グラフがX軸の上側にある。
さらに、X軸と交わらない⇒判別式がマイナス。
この流れが理解できて、見えるかどうかです。
本質を深く掘り下げる
最初の不等式をグラフで考えるは、かなり大事な考え方です。つまり、数学の本質に迫ります。
方程式や不等式を図式化したのがグラフで、お互いに同じであると。この理解の度合いで、数学の力が左右されます。
そして、X軸と交わらない⇒判別式のところも深く理解すべきです。
X軸と交わらない、すなわち=0の方程式の解がない。X軸はy=0なので、連立して=0の方程式がX軸との交点のX座標を表します…
さらに、解がない⇒判別式がマイナスも。二次方程式の解の公式で、√ の中身が判別式です。これがマイナスだと、√ の中がマイナスになりありえないということです。
この例題のたった1問の中に、数学の本質が詰まっています。
これをただ解き方をちょっと見てスルーするのと、本質に迫っていくのでは大きな差が生まれます。
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