今回は「塾で国語力は伸びない?」です。
小中学生(公立)の塾での国語
小学生は塾では算数・国語が中心です。英語もします。
国語は、教科書準拠で、漢字・ことば・読解としますが、塾の学習は有効だと思います。時間も割きますし、漢字の読み書きも覚えます。
一方、中学生の場合、国語のあつかいは少々隅に追いやられます。
中1、中2は英数が中心。当塾でも、理科と社会まで。国語はテスト対策でします。
また、中3は5教科ですが、国語は時間配分など少なくなります。
※ 今は毎回2ページテキストをするので(読解問題1題が多いです)、継続して時間をかけています。
ですから、本気で国語力をつけるとすると難しいかもしれません。
私自身、老後?は国語塾をしたいと考えますが、国語という教科にどこまで時間とお金をかけるのか、微妙に感じます。
単純にコスパが悪いです。
積み上げた語彙力
国語力(語彙力) は、生まれてからその時までに触れてきた日本語の総量です。
話したり、聞いたり、読んだり、見たり、考えたり、書いたり…言語活動の総合です。
ですから、読書はその一部ですし、塾の勉強ももっと少ないごく一部です。
それだけで国語力をつけるのは、なかなか難しいです。ただし、プラスはされるので全くムダではありません。
それに、教科としての国語でできる力と、広い意味での国語力は必ずしも一致しません。
漢字、ことば、文法、古文
私が勤めていた塾では、漢字、ことば、文法、古文、詩・短歌・俳句などの「周辺事項」をする方針でした。
すなわち、点数が取れるところを取るのが目的です。
確かに効率的と言えます。定期テストはこれらの周辺事項で、配点の3割くらいあったりします。
しかし、入試ではごくわずかです。文法は50点中2点だけ。時間をかけてする意味があるのか。
国語の本丸である読解問題を回避して、外を回ってもと疑問でした。
ただし、最近少し考えが変わります。
国語力をつけるには、これらのことばと文法が大事なのではないかと。そして。漢字の読み書きこそが基本です。
ただ、時間かかり非効率です。
読解力がないとは?
読めない。読んで意味が分からない。
「国語力」まで広げると…
コミュニケーション力がない。
人の話を聞けない。
作文が苦手。記述問題が空白。
説明できない。
理論立てて話せない。
教科としての国語力と、一般的な国語力が混合します。
本当に塾は無意味?
一般的な、塾の国語の指導では、読解力や国語力はつきません。つきにくいです。
ただし、国語専門塾などで、時間かけて本格的にすれば十分可能です。
では、塾で国語は上がらない?無意味でしょうか?
中3国語は力ついたのか?
一応、当塾で実際にしていることがあります。
現中3生は、中2の12月から、塾で毎日国語を2ページ(読解問題1題) をしています。
最初は時間かかりましたが、慣れると10~20分でしょうか。
目に見えて、読むのが速くなり、〇の数も増えます。予想外です。
そして、実際に国語は上がったのか数字で調べました。
結論は、下位から中位層は上がりました。
また、本当に国語が弱く20点程度の場合、時間がかかります。あまり上がらないのと上がるケースに分かれました。
これは読むだけでない全体の語彙力に左右されます。
さらに、上位層はそれほど変わりません。国語はどうしても点が動き流動的です。なかなか安定はしません。
上位層に対しては、昔勤めていた塾で、高校入試の北海道からずっと毎週1県分すると成果がありました。
単純にレベルと量の問題でしょうか。
それほど時間はかからず、無意味ではないと実感します。
